--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011-02-24

『マラソン・マン』と映画の窓…。

こんばんは、ロッカリアです。
ハイビジョンで見る事が出来ました。1977年の公開時にも劇場で見ています。

ダスティン・ホフマン、ロイ・シャイダー、ローレンス・オリビエが出演、監督がジョン・シュレシンジャーとくれば当時はサスペンス超大作として話題になりました。
タイトルの『マラソン・マン』だけを見ると、ランナーが主役のスポーツ映画?と勘違いしてしまいそうだが、ナチの残党とユダヤ人の憎しみを複線的に絡めながらも、一級のサスペンス映画に仕上がっている。
その手腕はシュレシンジャー監督ならではの冴えた演出のおかげだ。
プロローグのカーチェイス(何と老人同士の!)から、タンクローリーに衝突、炎上を引き起こす。
その事故を、セントラルパークの周りを走っていたベーブ(ダスティン・ホフマン)も足を止めて気にするが、他人事のようにすぐに走り出して行く。
この辺が上手い。
と言うのも、この映画は典型的な巻き込まれ方サスペンスで、実はこの交通事故が原因で事件の渦中へと導かれるからだ。
この映画の中のダスティン・ホフマンはよく走る。セントラルパークの練習にしても、女を追いかけてニューヨークの街中も走るし、犯人たちに拉致されて、そこから逃げる時も走る走る。(タイトル通りだ)
ただ、遅い……。
特に見た人の殆どがトラウマになって歯医者に行くのが嫌になるあの問題のシーン、必死になって逃げようとするが、追いかけてくる犯人の一人の方が馬力があって速そうに見える。
いつものように、サスペンスやミステリー映画においてストーリーに詳しく触れるのは趣味じゃないので言わないが(説明ヘタクソだし…)ロイ・シャイダーについて一言。
先日もこのブログで『ザ・セブン・アップス』を紹介したが、今回の彼はダスティン・ホフマンの兄でエージェントの役を演じているが、今まで彼が出演したどんな作品よりもカッコいいのだ。
パンツ一丁で身体を鍛えるシーンや、007に出てきそうなアジア系の殺し屋と格闘するシーンも実に良い。
彼が組織から命を狙われているシーンで強く印象に残っている部分がある。
パリの、ある店に入って出てくるシーン。
その店のすぐ横にあるゴミ置き場に何者かがベビーカーを置いて行く。
その中には赤ちゃんの人形が入っていて、閉じていた眼が徐々に開いて行き、完全に目を開けると爆発するシーン。
ロイがどうなったかは映画を見てのお楽しみだが、このシーンが印象残っているのは1977年、公開当時の予告編のせいである。

※デフォルメし過ぎて誰だか分からないでしょうが、ダスティン・ホフマンです、はい。
img005.jpg

1970年代にも勿論数々の映画の予告編がTVスポットや何かで流されたが、この映画以上に印象に残るモノは無いと言ってもいい。(ただし、あのトラウマ映画を除いては、だが…)
今はYOUTUBEなどネットで簡単に予告編が見られるが、1970年代をナメテはいけない。
予告編なんぞを目にする機会なんて極端に少ない時代だったのだ。
まず、劇場での次回作を紹介する時は、現在とあまり変わらない。
TVのスポットも、公開1週間前ぐらいから、メジャーな作品はオンエアされていた。(数は少なかったけど…)
普段の生活で、予告編を見るにはどうしたらいいのか?
今みたいに、自分から進んで見る事など不可能だったが、土曜日の深夜が訪れると、状況は一変した。
週に一度、だいたい決まった時間帯にオンエアされる、予告編を集めた番組、【映画の窓】と言う、映画好きにはたまらない番組があったからだ。
予告編と言っても、今みたいな感じではなくて、1分未満のダイジェスト映像に、アナウンサーが喋るストーリーが乗っかる、と言う簡単なものだった。
そいつが3~4本紹介されると、その後に「この映画はご覧の劇場で○○日からロードショー公開されます」と言ってテロップが表示される仕組みだ。
10分ぐらいの番組だったが、これを1週間心待ちにしていた、そんな時代だったのだ。
「ロードショー誌」の新作記事と、この予告編がシンクロしようものなら、「うぉ~、動く映像がもう見れた~!』と、狂喜乱舞とまではいかなくとも、雑誌に載った、動かない写真で見る映画とは違う興奮を覚えたのは確かだ。
しかも、休み明けに学校で、「オレ、もうあの映画の予告編見た」と友人に言うと、「すげ~、もう見たのかよ!で、どんな感じだった?」と羨ましがられた。
この、「どんな感じ?」とは、もちろんどんな感じの映画だった?、と言う意味と、面白そう?でもなそう?と言う二つの意味があった。(友人も映画大好きだったんだね…)
物事には全て終わりがやって来る。
この【映画の窓】も例外ではなく、1980年代のある日突然、「本日をもちまして、映画の窓は終了させて頂きます。長い間ありがとうございました…」と、唐突に終焉を迎えた。挨拶がごく一般的なものだっただけに、僕の寂しさは何処へも持って行きようがなかった……。

かなり話がそれてしまったが、この映画(マラソン・マンですよ~)の予告編は、【映画の窓】以外にも結構TVスポットでも流されていた。
しかも、決まってベビーカーの中の人形の目が開いて爆発するシーンだった、と言う事が印象に残っているんです。
で、先に触れた拷問のシーンだけど、ゼル(ローレンス・オリビエ)がテーブルに歯科用の器具をズラリと並べて、「安全か?」を繰り返しんがら着々と準備を進め、ベーブは何をされるか分かっているはずなのに、口を簡単に開けちゃうんだよなぁ。
最初は頑張っていたのに、はい、アーンして…見たいな事をゼルに言われると、自ら進んで開けちゃうんだよ、ぱかっと。
ほんでもって、「アギャ~ッ!」となるわけ。
このシーンは痛いよ~。
でもね、僕が本当に「うわっ!」と思ったのはその後。
この映画を見た人なら分かると思うけど、ゼルが痛めつけたのは間違いなく奥歯のはず。
痛み止め薬品を付ける時には、小指で奥の方に突っ込んでいた。
なのに、だ。
その後脱出を計るシーンで、時折前歯に黒い影のようなものが見える。
ん?なんだろ?
そう思った瞬間鳥肌が立った。
間違いない。拷問によるものと思える穴が、前歯に開いているのだ。
ここからは僕の勝手な想像。
ローレンス・オリビエが、演技的にそんなミスを犯す事はまず無い。
となれば考えられる事は一つだ。
真実を知らなかったベーブに、奥歯にダメージを与えても何もしゃべるはずがない。
そこで、神経が一番脳に近く、痛みが伝わりやすい前歯にも穴をあけてホジホジしたのだが、このシーンがあまりにも残酷で不快感を与えるためカットされたんだと……。
DVDを持っている人は確かめてみましょう。ただし、そのシーンを見て自分の歯が痛み出しても責任は持ちませんよ。
世の中には、虫歯菌の無い人がいて、そう言う人はこの映画の拷問シーンを見ても、あんまりピンと来ないんだって。何ともうらやましい……。
あなたですよ、ア・ナ・タ。






スポンサーサイト
2011-01-27

『小さな恋のメロディ』は、深夜の洋画劇場の再現だ!

こんばんは、ロッカリアです。
実は1月4日の深夜に、民放でこの映画をオンエアしていたのを、皆さんご覧になられましたか?
2時ぐらいから始まったので、休日と言っても、そんなに夜遅くまで起きて見ようと思った人、少なかったんじゃないでしょうか。(最近は、とにかく録画しといて後から見ようって事が多いもんね)
でも僕は懲りずに見ました。
その昔(出た…)、1970年代と言うのは、TVで洋画を放映していた全盛期で、特に年末年始なんて言うのは、深夜の12時頃から2,3本続けてオンエア(もちろん1つのチャンネルで!)なんて当たり前の世界でした。
ビデオが一般家庭にまだ存在しないこの時代、見たい映画が少しだけ時間がずれて、他のチャンネルと重なった時なんて、朝から「ん~、どれを見よう……」と真剣に悩んだものでした。
今回、夜中にこの映画を見た時に、タイムスリップしたかのように、そんな事を思い出しました。
そして、当たり前の話なんだけど、民放だからCMが途中で入るのね。
それで、またまた思い出した事があるんです。

当時、深夜にガキ(中学から高2ぐらいまでかな…)が大手を振って、居間に一台しかないTVを見ているなんて御法度でした。
もし、そんなところを母親に見つかろうものなら、平日も休日も関係なく、「いつまで起きてるの!早く寝なさい!」と言われた時代です。
ところが、以前このブログでも書きましたが、深夜にTVを見るために(本当は11PMを一人で見たかった、と言うスケベ根性が発端でしたが…)必死に頼み込んで買ってもらった5インチのポータブルTV、僕にとっては最高のアイテム(宝物と言っても過言ではない!)があったのです。
もちろんカラーTVはすでに当たり前の時代でしたが、5インチのブラウン管(液晶なんておそらく概念すら無かったんじゃないでしょうか)では、まだ技術的にカラーは無理でした。

img002.jpg

その(この↑)TVで、布団に入って真夜中に映画を見ていると、先に言ったようにCMが入る。
これがくせ者だったんです。その理由は……。

深夜 → 眠たい → ブラウン管は近くで見ていると眩しい → 布団の中……。

そうです。
このCMの最中に悪魔が襲って来るんです、睡魔と言う悪魔が!
映画本編を見ている時は集中しているので、あまり気にならないけど、CMに入った瞬間、緊張の糸がプツンと切れて、気が付けば終わっていた、もしくは朝だった……。
これ、結構ありました。
この時の後悔と言えば、筆舌に尽くし難い!
そりゃそうでしょ。
その映画が次にオンエアされる事なんて、何の保証もないし、あったとしても数年後。
今は保険をかけて同時に録画する事も出来るし、布団の中で見る事も無い。(ソファで寝ちまっている時あるけど…)
だから気が付いたんだ。
この時代、映画を見る、と言う事は真剣勝負だったんだなぁ……って。
今は恵まれているから、その分、余計に思う。
昔のあの時代って、僕ら世代にとっては黄金時代だったんだと。
この『小さな恋のメロディ』、メロディを演じたトレイシー・ハイドが「ロードショー誌」の女優部門で常に1位の座を占めていたが、彼女の成長して行く姿が雑誌に載る度に、人気が無くなって行ったんだよな……。
マーク・レスターも同様に、主演作に恵まれなくて同じようなの道をたどったけど、去年だったっけ、マイケル・ジャクソンの子供の実の父親(精子を提供したという意味)で話題になったけど、なんだか寂しいね。
このブログでは、折に触れ、昔のエピソードなんかも紹介して行きます。

今の時代って、映画と何かの体験が一緒になって一つの思い出になる、なんて事が無いのは僕だけなんだろうか……。




2010-10-27

今日が50歳の誕生日、節目なので少しお付き合いを…

こんばんは、ロッカリアです。
本日、ついにこの日を迎えてしまいました……。
実はこのブログ、50歳になったら止めようと、開始時に決めていました。
ブログをアップするのにも、かなりの労力と時間を要し、文章は下手、その上に落書きにまで、手を出して、自分でも一体何を考えているのやら、と。
映画のレビューなら僕より遥か、洞察力があり文章も上手なブロガーの人も沢山おられるし、それ以前に双葉十三郎氏と言う名解説者が残した本を読めば、僕みたいな素人の解説を読む無駄な時間も省けるワケだ。

以前、【ブログDEロードショー】の『ゴッドファーザー』の余談として、この映画が劇場で見た初めての洋画で、その時のエピソードを以前運営していたブログから再アップさせてもらいました。
今回も、そのブログから、僕がいかにしてこんな50歳、つまり理想とはまるで違う大人になってしまったのか、ロッカリアと言うオッサンのルーツを紹介します。
記事自体は、もう何年も前に書いた物ですが、そのまま掲載します。
お暇な人がいましたら、少しだけお付き合い下さい。
ここで紹介する映画、『チャップリンの独裁者』は、『ゴッドファーザー』の次に劇場で見た(勿論リバイバル)第二弾と言う事になります。
時は1973年から74年の話。
そこまでタイムスリップします……。





DSCF0024-1.jpg

中学1年の2学期にボクは転校した。転校先の学校で一番最初に仲良くなったのが、N.Sと言う奴だった。
ボク達二人の共通点は、漫画化志望であった。(実際この頃、少年ジャンプの手塚賞を真剣に狙っていた)
だがこのN.Sと言う奴かなりの不良で、しかも一匹狼タイプ、あまり友達がいなかった。(これは後日わかった)
よくボクを自分の家に招いて、マンガの話をしたりして遊んだ。何故かこいつとは気が合った。そして、この不良と仲良くなったおかげかどうかは知らないが、転校して(過去2回あり)初めてケンカのない穏やかな日々を送る事が出来た。とにかくこのN.Sは、他の不良からもやばい奴、と距離を置かれていた。(これも後日判明…)
そのN.Sの家である日マンガ談議(どんな談議?)をしていると突然、
「よし、今からなら5時の上映に間に合うな。映画行こうぜ!」 と言う。
「何の映画?」
「チャップリンの独裁者!」
「ふ~ん、別に良いけど…、お金が…」(この頃映画に関してはかなり消極的。なにせ、あのゴッドファ…)
「お金なら…」と言うとN.Sはおもむろに押入れを開けるとゴソゴソした。
そして、「よし、映画おごる。晩飯もな」 お、おごる? た、ただ?晩御飯付き?
「オッケー!」(元気…)

その頃は、リバイバル上映と言って、(名画座とは上映趣旨が少し違う)人気のある映画は年月を経て、何回となく上映を繰り替えいていた。入場料も結構したと思う。(後で思うと、押入れゴソゴソは、親の金をくすねていたのね。ま、ボクも100円位ならあるけど…)

近鉄布施駅までチャリンコで行くとN.Sは、「晩飯だ」と言って、寿司の折り詰め(鉄火巻き)を二人分買った。(回転寿司のない時代に、なんと元祖回転寿司の、がんこ寿司で買ったのだ。値段はいったい?…)
映画館の中で、上映前に食べるお寿司はムチャクチャ美味しかった。コーラも。

映画が始まった。ボクの記憶では、モノクロ映画を劇場で見たのは、これが最初で最後だ。
スクリーン狭しとおどけて見せるチャップリン(まだチャーリーと言う言い方も知らなかった)は最高に可笑しかった。

DSCF0021-1.jpg


オープニング、不発のミサイルがチャップリンの逃げる方へと追いかけてくる。まるでドリフのコントである。(こっちの方が古いです)
独裁者のヒンケルが地球儀をもてあそぶシーン。(今でこそ意味が解る)

DSCF0022-1.jpg


列車を待っているヒンケルの前を行ったり来たりするシーンなど、本当に面白かった。
そして終盤、映画史に残るあのラストシーンが始まった。

もちろん中1のボクにはピンとこなかったが、チャップリンって、笑いだけじゃない何かを持っているんだと、この時感じた。(本と、すごい人です)

DSCF0023-1.jpg


それからも二人はしょっちゅう遊んだ。
マンガも見せ合い、批評しあったが、あいつの絵の方が遥かに上手かった……。
やがて時が経ち、3学期の終わりごろ、N.Sは突然こう言った。
「オレ、転校する事になったから、お前とはもう遊べない。」
「……」
「でも、マンガは描き続けるから、お前も続けろよ。そしていつかデビューしようぜ」
「ああ、分かった」そして最後に、あいつはこう言った。
「オレ、向こうの中学行ったら、番長になる。絶対に!」
「お前なら、なれるよ」本気でそう思った。

そしてN・Sは、転校して行った。
桜舞う、ちょうど今頃だった。(←3月頃に書いたんですね,この記事)

追記

今にして思うと、お母さんと二人暮らしだったし、兄弟もいなかったあいつとボクは、どこか似たもの同士だったのだ。




この記事を読み返して、この歳になって何故恥をさらしながらもブログに落書きをアップするようになったのか?と言う自問自答に、潜在意識下で少なからずとも、こう言った過去の出来事が影響しているのかなぁ、などと思いに耽る。
基本的に絵が好きだ、と言う事がベースにあるのは間違いない。
敬愛するニーチェの言葉に、「夢に責任を持て……」と言うのがある。
高校の時に、ゲーテを呼んだ勢いでニーチェにも手を伸ばしたが、彼の言語操縦を全く理解できなかったが、最近彼の言葉を超訳した本がベストセラーになって思い出した。
勿論、今からマンガ家になろうとは考えていないし、才能もない事も理解している。
ただ、やっぱり何処かで絵、と言うものに関っていたいのかも知れない。


このブログは、映画と言うものを通して、読んで貰った人の心の片隅に、ほんの少しの幸せと、ほんの少しの希望が抱けるようなブログにしたい、と言う気持ち(願い)で立ち上げた。
僕はバカだから、時々とんでもない、かけ離れた記事も書いてしまうが、こんな僕にしか書けない記事もあるだろう。
このお粗末なブログに立ち寄っては、温かいコメントや励ましのコメント(時には叱咤激励も)を書いてくれる友人(自分で思っているだけだろうけど)も出来た。
このブログを立ち上げた意味に責任を取るためにも、もう少し、頑張れる所までやってみようと、最近考え直しました。
今まで応援して頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
そして、50歳になったロッカリアの、今後も宜しくお願いします!




2009-04-08

『冒険者たち』こそが心の宝物!

こんばんは、ロッカリアです。
このブログを始めて、ちょうど1年が過ぎました。
つたない文章に加え、偏ったコメントにも気長にお付き合い頂き、心より感謝しています。
本当にありがとうございました。これからも、宜しくお願いします。

それと同時に、こんな私でも続けてこれたのですから、もう止めようとか、期間限定と決めて始めた方も、映画への熱い思いがあるなら、一緒に頑張って行きませんか?
途中で途絶えてしまっている人も、もう一度熱い気持ちで、映画について語り合いましょう。
たとえ更新が月一に、いや数ヶ月に一回になったとしても、やっぱり映画を語りましょう。
そうやって、私をもっともっと映画の世界へ引きずり込んでください。私も皆さんを、映画の世界へ、素敵な映画との出会いが出来るように頑張ります。

映画を観る事は現実からの逃避では決してありません。子供の頃から、映画は私にとって人生の学校、先生、そして友達のような存在でした。
色んな事を映画から学びました。
このブログをコマめに観てくれている人の多くが、そう言った経験をお持ちかと思います。
偉そうな事を並べてしまいましたが、映画を好きな皆さん、これからも宜しくお願いします。

さて、
1周年を記念して、と言うのも大袈裟ですが、今日は私の一番好きな映画をご紹介します。
『冒険者たち』と言うフランス映画です。オールド・ファンの人にはお馴染みですよね。
この映画、私にとっては順位が有りません。と言うよりは付けられない、宝物のような映画なんです。
下手なイラストを思い切って載せます。(感想はいいです。慰めもいいです。下手な事は充分承知です!)

冒険者たち
(クリックすると、少しは大きくなります)

今日は思いっきりネタバレです。気を付けて下さいね。

この映画、中学の時に買ってもらった5インチのモノクロTVで深夜に初めて見ました。
この持ち運びが出来る5インチのTVこそが、私の全てでした。当時はよく11PMを布団の中でこっそり見たり、「プレイガール」を自分の部屋でゆっくり見たり(ん~、健全な少年だったなぁ…)するのがメインでした。
当時から深夜によく映画が放送されていて、お気に入りのラジオの番組と重なってよく迷いました。
ある日、『冒険者たち』と言うドロンの映画がオンエアするのを新聞欄で見つけ、てっきり今で言う『インディ・ジョーンズ』的な冒険映画だと思ってわくわくする思いで見始めました。
印象的なテーマ曲が流れると、タイトルと少し違う印象の内容かも、と思いながらも、当時絶大な人気があったアラン・ドロンが出ていると言うそれだけで見ていました。
イラストは、この映画のオープニングが終わって、ドロンの操縦する複葉機と、リノが運転するトラックが、じゃれ合うように家路に向かうシーンです。
やがて3人(レティシアことジョアンナ・シムカスも同じように夢破れ…)は、もう一度人生の再生を目指して、コンゴ沖に眠る宝物を探しに旅立つ。
この時、美しいレティシアは、ドロンではなく、中年のリノ・ヴァンチュラに愛を告白する事に驚いた。
何故ドロンじゃないんだ!ドロンの方が男前だろう!
中学の私の脳ミソではもちろん理解不能で、衝撃的だった。
しかし、マフィアの横槍が入り、レティシアは銃弾に倒れ死んでしまう……。

DSCF0546.jpg

ラスト、銃弾に倒れたドロンがリノに尋ねる。レティシアのことだ。
リノは、瀕死のドロンに向かってこう言う。
「彼女はお前との暮らしを夢見ていたぞ!」
するとドロンは、ニッコリと笑ってつぶやく。
「この、ウソつきめ……」
そう言って息を引き取る……。

全て分かっているんだ、この人たちは…、そして何と熱い友情なんだろう…。
大人になるなら、こう言う大人になろう……。
5インチの小さな画面に、無限に広がる海が眩しかった……。

こうして、まだ子供だった私が、少しだけ大人に近づいた瞬間でした。
そんなカッコいい大人になったと胸を張って言えませんが、この映画が私に与えた影響は、今この歳になっても忘れる事ができない、宝物その物なんです。

では、ダイジェスト版で、オールド・ファンは懐かしさを、ヤング・ファンは興味を持って見て下さい。


オマケはドロンの歌声で…。(こっちもいい!)



これからも、宜しくお願いします。


2008-08-23

映画は思い出と共に

レトロ館-1
下手なイラストですいません。本人はヘタウマのつもりですが、下手過ぎ…。(ちなみに左の人物からブロンソン…、イーストウッド……、ブルース・リー…………となっています……)
こんばんは、ロッカリアです。
最近、ロードショーを映画館に観に行ったり、あるいはTV(BS)やDVDで観たりしても、作品自体のことは良く憶えていても、その時にどんな状態で、どんな風に観たか、なんて記憶にもとどめないし気にもかけない。
でも、私がまだ若い時には時代も手伝ってか、映画(或いは音楽)についてのエピソードや思い出が沢山あります。せっかく自分のブログを立ち上げたのだから、その時、その時代の映画についての思い出のようなものを残しておきたい、と言う事で始めちゃいます。
例えば、初めて劇場で見た映画は「ゴッドファーザー」で小学6年生の時。この辺は某ブログでも書いたので今回はパスしますが、映画を好きになるに人それぞれの始まりがあると思います。私の時代には世の中にはまだゲームやパソコンといった物は無くて、野球やソフトボールで遊んだり、夜はTVで映画やドラマや歌番組を見て楽しむことしかありませんでした。あと、ラジオは若者の必需品でした。ラジカセがまだ世の中に出回っていませんでしたから。学校へ行って教室で盛り上がる話題も映画や歌の事が殆どでした。あと、マンガはもちろん流行っていました。(今よりも勢いがありましたよ)
このブログをここまで読んでくれた人に質問です。あなたが最初に買ったレコードは何だったか憶えてますか?(CDはまだありませんから)
ロッカリアは今もちゃんと大事に持ってます。
DSCF0343-1.jpg
「サイモンとガーファンクル」じゃなしに、「ポール・サイモン」のソロアルバム。え?映画と何の関係が? 大有りです。まだ中学2年の頃、理由は分かりませんが何故か映画「卒業」話題になっていて(確かTVで放映されたと思います)そのテーマ曲がS&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」でした。
その曲をはじめて聴いて、友達から情報を聞き出し、レコード店に買いに行ったんですが、中2と言えばまだまだ子供。S&Gもポール・サイモンのソロアルバムも区別が付かず、「あ、サウンド・オブ・サイレンスって書いてある。これだな!」と勝手に思い込んで、貴重な2~3か月分のお小遣いを投入したのです。家に帰って聞くと、何だか映画で流れていた曲と違う。でも、他の曲も聴きやすくて、これはこれで気に入って、映画と音楽が大好きになって行くきっかけになったんです。その後、かなりの時間を経てから、「卒業」のサントラを友人から譲って貰いました。
DSCF0345.jpg
今も、「サウンド・オブ・サイレンス」を聞くと、中学の頃を思い出します。映画「卒業」は、中学生の私には少しエロティックな印象さえありました。その後は繰り返し映画を見る機会があり、成長する過程で映画の見方も変わって行きました。
人それぞれに、初めて買ったレコードにはそう言うストーリーがあると思うと、色んな人のエピソードも聞いて見たい気がします。
よければ、コメントお待ちしています。

Copyright (C) ラジオ・ヒッチコック. All rights reserved. Template by Underground
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。