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2011-02-17

『新シャーロック・ホームズ:おかしな弟の大冒険』 ハハハ。

こんばんは、ロッカリアです。
この映画、初見だと思って観たら、所々の場面を見た記憶があるので、どうやら過去にも見ているらしい……。
取りあえず、音声は英語にして、日本語字幕で見てみる。

1891年のイギリス。
ビクトリア女王から重要書類を預かったレッドクリフ卿だが、大切にしまって置いた金庫の中から盗まれてしまう。
すぐさまホームズに依頼するが、ワトソンと二人で旅行に行ったと見せかけて、秘密の調査をすることに。
その間、弟のシガーソン(ジーン・ワイルダー)が、ロンドン警視庁のサッカー警部( マーティ・フェルドマン)と共に表舞台で派手に調査すると言う仕組みだ。
そんな二人の元に、歌手のジェニーと名乗る女が、「ゆすられているので助けて欲しい」と訪れる。
実は彼女、レッドクリフ卿の娘だと告白するのだが……。
事件には、兄シャーロックの宿敵であるモりアーティ教授が深く関わっている事から、どんどんややこしくなって行く……。
ミステリー要素はあくまでも軽く、コメディ色を強めた作品と言えるが、正直なところ平凡な仕上がりになっている。
ところが、このDVDには故・広川太一郎氏の日本語吹き替えが収録、選択できるのだ!!!



DSC00278.jpg


一回目はノーマルで見た。
しかし、当然のごとく続けて二回目には、吹き替えで見ちゃったりなんかして、この~。
面白い見方を一つ提案しておこう、とかなんとか偉そうなこと言っちゃって~。
音声は当然広川氏verにするが、日本語字幕はオンのままにして見るのだ。
同じ日本語でもかなりのギャップがあって楽しめる、なんて職業軍人見たいなこと言っちゃったりして~。

なかでも、当時日本流行語大賞がもしあったら、間違いなくグランプリを獲得したであろう、「このウソつき、べったら漬け!」は感涙ものだ!
この吹き替え版(?)は、同じ作品だが完全に別モノである。
広川氏のアドリブ攻勢に、当時の共演者はかなりの苦労を強いられたんじゃないだろうか。
今振り返ってみると、広川氏の天才的なアドリブは名人芸である。
間違いなく平凡な作品を、ワンランク上に引き上げている。

今の時代に見る広川太一郎氏の吹き替え映画は、昔を思い出して何とも懐かしい、過去からのステキなプレゼントである……、とかなんとか、ノスタルジーに浸っているんじゃないよ、コノ~!(笑&涙…)




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2011-02-13

『ザ・セブン・アップス~重犯罪捜査班』は『ブリット』を超える!?

こんばんは、ロッカリアです。
『フレンチ・コネクション』の続編とも番外編とも言える本作。(理由は、ポパイの相棒だったロイ・シャイダーがバディだった事からそう言われている)

正直に話そう……。
1970年代に、TVの洋画劇場で繰り返し見てきた作品だが、その当時はそれほど面白い作品と言う印象はなかった、と記憶していた。
ただ、この映画のウリであるカー・チェイスのシーンは鮮烈に憶えていた。
このDVDを買ったのも、ただただそのカー・チェイスを見たいが為に買ったんだ。
ところが、である……。

DSC00279.jpg

いざ再生してみると、その記憶が間違っている事に気が付く。
面白い。
しかも抜群に、だ。
記憶が間違っていると言ったが訂正しよう。
おそらく、あの頃の僕には、まだ「映画を観る目」が無かった、もしくは培われていなかったと言う方が正しい。

冒頭で、このザ・セブン・アップスと言うチームはこんな感じ、と言わんばかりの挨拶代わりのシーンがいい。
アンティーク・ショップで何やら不穏な動きがある事をチームのメンバーが張り込んでいる。
ロイ・シャイダー扮するバディは、客を装って直接店の中に入り、飲料水を運んできた仲間と大芝居を展開、美術品をぶっ壊して大騒動、そこにケンカを止めに入って来た警官と一緒に、紛れ込んで来たチームの一人が2階から偽札を発見して、全員を逮捕する事になる。
実にスマートで強引だが、悪に対する執念が見て取れるオープニングだ。
この映画で扱われている犯罪もオリジナリティがあり、よく考えられている。
刑事を名乗る二人組の男たちは、何とマフィアの幹部を強引に拉致しては、保釈金と言う名目でマフィアから金をだまし取ると言うとんでもない犯行だ。
それが連続して起こっている。
マフィアはその実態に気付かずに、警察への恨みが軋轢を生んで行く。
この事件に目を付けたバディたちは、マフィアの幹部の葬儀に運転手として仲間を送るが、正体がばれてトランクに押し込まれてしまう。
そのことに気付いたバディたちは後を追うが、その途中、洗車場に入ったマフィアの車が、例の二人組に襲われ、車ごと誘拐されてしまう。
実はこの洗車場は、二人組の仲間らしき人間がやっていて、ここでマフィアの拉致を繰り返していたのだ。
洗車場から逃走を図った犯人の車に気が付いて、バディたちも追走するが、倉庫の入り口を閉められて、仕方なく外から中の様子を伺う。
突然銃声が響き、バディたちが突入すると、マフィアの車のトランクが開き、中で銃で撃たれた仲間が瀕死の重傷を負っていた。
目を疑うバディたちの隙を見計らって、車で逃走する二人組の犯人。
ここからだ。
怒りに燃えたバディが車に飛び乗って犯人を追いかける。
このカー・チェイスが半端じゃない。メイキングで4週間をこの10分間に費やしたと言うから、その情熱はすさまじい。
今なら簡単にCG処理でごまかせるシーンも、本物のカー・チェイスとなればド迫力だ!

img004-1_20110213210820.jpg

これがこの映画のハイライトで中盤の山場だが、後半に向けても失速することなく見応えがある。
『ブリット』は、僕が思うに、マックィーンなくしては成立しなかった映画だと思う。彼の個性と輝きが作品を引っ張って行った。
それはカー・チェイスのシーン一つ取ってもそうだ。
だがこの映画は、シナリオや演出に至るまで気が配られていて、観客の予想を裏切ったりするラストも好感が持てる。

見る時代や年齢、環境によってまるで違う作品に見えてくる。
映画って、ほんとに不思議なものだ。
だから映画は止められないのだ。



2010-01-25

『ゴッドファーザーPART2』 マイケルの狂気が怖い。

こんばんは、ロッカリアです。
これもハイビジョン録画で観ました。
1974年の年は、『大地震』『タワーリング・インフェルノ』『エアポート’75』と言ったパニック映画ブームの年でした。
アカデミー作品賞受賞は、この映画以外に見当たらない、楽勝の年でした。
何故こんな事を言うのか。
反感を買われるのを承知で言うと、1作目よりかなり質が落ちる、と思っているからです。
確かにデ・ニーロの登場は大きかった。しかし、私は彼の演技に全て視線が奪われて、パチーノも今回は分が悪すぎる。
おまけに……。

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( ↑ 今年韓国プロ野球に行った、元中日ドラゴンズの門倉投手じゃありません!!!)

ヴィト・コルレオーネ、つまり父親が作り上げた家族を、マイケルは簡単に崩壊させてしまう。1作目のラスト、洗礼と血の儀式を交互に見せた恐怖の演出が、頭に残っていてそう言う視点でパート2を見ると、構築と崩壊、家族と組織、過去と現在、父と子、と言う対比が見て取れる。
兄のフレドを殺害するにいたっては、完全に父の掟を破ってしまう。
何故マイケルはあれほどの狂気に取り付かれてしまったのか?
それはラストで理解できる。
マイケルは回想する。
父の誕生日にマイケルは海兵隊に入隊する事を家族に告げる。だが、家族からは、特に兄のソニーは父親の期待を裏切った、と強く非難する。
フレドだけがマイケルの味方をするが、マイケル一人を残して、全員で父を迎えにそこから去っていく……。
家族の中の孤独感を、孤立感を良く現しているシーンだ。
この時、誰も信じられないと言う強迫観念が芽生えたと推測すると、狂気に満ちたマイケルの存在に納得することができる。

コッポラ監督は、これ以後映画に対するスタンスが変わり、『地獄の黙示録』も含めていい映画を作る事が出来なかったと、あえて言っておこう。
それだけ、1作目の『ゴッドファーザー』が名作だったと言える。


2009-11-12

『病院坂の首縊りの家』 の正しい鑑賞法?

1258035214.gif こんばんは、ロッカリアです。
 イラストを(マンガだろ…)掲載するようになってから間隔が空いてしまいますが、頑張ってます。
映画もかなり見てるんですが、マンガの、いやイラストの方が追いつきません。着色にどうしても時間がかかるんですよね~。(はいはい。言い訳はその辺で…)

こほん、気分を変えて。

金田一耕助最後の事件となるこのエピソードは、「生首風鈴事件」として世にその名を轟かせる事になります。
ミステリーを扱う場合は慎重になるので、極力本筋よりもインサイド・ストーリー的な部分にスポットを。
まず、オープニングの謎の提示は魅力的。
昔、女性が首吊り自殺した家に写真を撮りに来てほしいと、桜田淳子扮する女が写真館に依頼する。
言われたとおりに行ってみると、あおい輝彦扮する髭もじゃの男と女(淳子)の結婚写真の依頼だった。
しかし、この女、写真を依頼に来た女だが様子がおかしい。何か変な薬でも服用しているようにしか見えない……。
数日後、また電話による依頼があり、再度あの家に来て欲しいという。すると、そこには髭もじゃの男が、まるで風鈴のように天井から首だけ吊り下げられていた……。
この奇怪な事件で幕を開けるこの事件も、やはり横溝文学の真骨頂である血の因縁に関するものだ。
しかし、以外と最後の事件だが、仰々しいトリックは無い。むしろ、風鈴の謎は中盤辺りで解決されるし、犯人の予想も、ミステリー好きの人にはそう難しくない。
実は、この映画の原作はとてつもなく長いし、小説の方では、金田一耕助は一度この事件を迷宮入りさせてしまい、20年と言う時の経過を経て、再び起こる陰惨な事件を紐解いて行く、と言う壮大なストーリーになっています。

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舞台も、映画は奈良県吉野になっていますが、原作は東京です。
そのロケ地の吉野には病院坂のような撮影ポイントが無く、東宝のスタジオから10分ぐらいの所にある坂で撮影されています。
三年坂、無縁坂は実際にある事で有名ですが、この病院坂も実在しています。
小説の描写での坂も実在の場所ですが、この名称ではありません。
映画の冒頭と終わりに、横溝夫妻が結構長く出演しているのも、やはり最後の(市川崑監督では)金田一事件だからかも知れません。
市川ー石坂コンビによるこのシリーズが私は好きでした。何度見てもその都度発見があり、楽しむ事が出来ましたが、今回は、意外にもタイトルバックに流れるサントラが、フランシス・レイみたいな曲調になっている事を再発見しました。(劇中ではジャズを多用してますからね…)

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この映画の正しい鑑賞法とは?
それはメモを取る事です。
時間軸や気になったシーン。
ん?と思う出来事。
そして、一番大切なのが家系図です。映画の中にも、草刈正雄が金田一の助手役を勤めるシーンで、家系図を手帳に書いて見せるシーンがありますが、之を観ている人本人が書くことをおススメします。
これをする事によって、逆にストーリーに集中できるからです。
あと裏技で、2回観る、と言う秘儀も有効的です(何が秘儀だよ…、理解不足なだけだろうが…)
とにかく、全5作品の中でも取り分け複雑な家系、と言うか整理不足(?)的な内容なので、メモを取りながら見ると、きっと私が経験したような苛立ちは解消されると思います。(イライラ!誰が誰!)
原作でも映画でも、金田一耕助はこの事件の後、アメリカへ渡って消息を絶ちます。
今でも彼が、アメリカで探偵として活躍をしている様な気がしてなりません。相変わらず、頭をかきながら……。

P.S
『僧正の積木唄』という作品を山田正紀氏が書いていて、あのヴァン・ダインの「僧正殺人事件」の続編になっていますが、この小説に金田一探偵が出ています。勿論舞台はアメリカです。
読みましたが、面白い。おススメですよ。

2009-11-09

『ファントム・オブ・パラダイス』 がカルト映画になったわけ

1257774986.gif こんばんは、ロッカリアです。
 一部のファンの間で、今も根強い人気のこの映画をご紹介。

元ネタはオペラ座の怪人。(ガストン・ルルー原作)
それをロック・ミュージカル風にアレンジしたものだが、肝心の曲が少ない。
一つ々の曲はさすがポール・ウィリアムスだと唸らされるが、数的に中途半端だと思う。『トミー』ぐらい曲をぶち込んでおけば、もっと方向性がハッキリしたんだと思う。
ならば、何がこの映画をカルト作品に仕立てのか?

冴えないが曲作りに天才的な才能を持つウィンスローが、レコード工場のプレス機で顔と声にダメージを受け、劇用のコスチュームと仮面に身を包む、それが特異だからか?
或いは、存在自体がカルト的なポール・ウィリアムス(スワンと言う役)が全編に出ているが為か……。

映画がカルト的、と呼ばれるには、一般受けしないが、好きなシーンがあるとか、個人のツボににハマるとか、作品自体が伝説を作ってしまうとか、色々考えられるが、実はこの映画はそう言った、いろんな要素が含まれている。

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例えば、作品中に、スワンのレコード会社、「デス・レコード」と言うレーベルが出てくるが、当初は「スワン・レコード」となるはずだった……。
ん?「スワン・レコード?」、と思った人は事情通だ。
この時期、ちょうどレッド・ツェッペリンが自分たちのレーベルを立ち上げた。それが事もあろうに「スワン・レコード」(1974年設立)と言う名称だったのだ。
この映画の製作も1974年。一足違いだったのだ。

あるいは、フェニックスと言うこの映画のヒロインには、何とあのホラー映画の傑作、「サスペリア」で一躍注目を集めたジェシカ・ハーパーが出演、しかも歌まで披露している。
このジェシカ、『サスペリア』で恐怖に引きつった演技で人気を集めたが、真逆のこの映画に出たが為に、「引きつった顔以外は、あんまり可愛くない…」と酷評、以後出演作に恵まれなかった……。
言うのが遅れたが、この映画の監督はブライアン・デ・パルマ。
え?と思われる人も多いでしょう。
この監督は自分でも言っているように、A・ヒッチコックの継承者。その人がロック・ミュージカルを手がけた、と言うだけでもカルト作品としての資格はある。

また、後に『ルパン三世~ルパン対複製人間』(劇場用アニメ映画)のマモーが、ポール・ウィリアムスそのままで登場、と言うのは有名。
そうそう、忘れてはいけないのがシャワー・シーン。
『サイコ』のパロディになっているのは、お約束ですね。
こう言った探せばまだある、的な要素を多分に含んだ作品だからこそ、カルト作品と呼ばれる由縁ではないのでしょうか。

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この映画の前の『悪魔のシスター』の女優、マーゴット・ギター。
この映画のすぐ後の作品『愛のメモリー』にはジュヌビエーブ・ビジョルド。(この人大好きです!)
そしてこの映画のヒロインのジェシカ・ハーパー。
この3人の女優、よく見るとみんな顔が似ている。それは、何かに驚いて目を大きく開けた瞬間に顕著に現れるが、普通にしていても似ている、と思うのは私だけじゃないはず。
これは絶対にデ・パルマの好みなのだ。
そして、この女優の好みこそ、ヒッチコックのブロンド好みと合い通じる物がある、と言うのは私の考え過ぎだろうか……。
しかし、この映画の本当のツボは、ジェシカ・ハーパーがオーディションで踊るダンスのステップ・シーン。
「お前は井森美幸か!」と突っ込み、大笑い間違い無しです。(必見)

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