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2010-02-26

『モンスターVSエイリアン』 アニメ、を少し考える…

こんばんは、ロッカリアです。
アメリカと日本のアニメーションの違いを考えさせられました。
3Dを基本に考えられた映画とは言え、これは子供向け。
『ボルト』もそうだったけど、アメリカのアニメーション、とくにCGで作られた作品はローティーン向けの作品が多いようです。
『くもりときどきミートボール』も、一部ではデザスター・ムービーと言う評価もありますが、どちらかと言うとやはり……。
『カールじいさんの空飛ぶ家』は大人が見ても楽しめるし、ディズニーにも大人の観賞に耐える作品はいくつもある。
しかし、基本アニメーションは子供向け、と言うスタンスである事は間違いないようです。

DSCF0109_20100226001940.jpg

これが日本だと少し事情が変わって来ます。
『ドラえもん』『ポケモン』等の子供向けも確かにありますが、その一方で世界に衝撃を与えた『アキラ』にせよ、『メトロポリス』、『スチーム・ボーイ』、『攻殻機動隊~』などなど、大人しか分からないアニメーションの存在があります。
それに、ジブリ作品のようにある意味特殊なアニメーションや、完全に子供向けと思える『クレヨンしんちゃん』も映画版は大人こそ見るべき作品、と断言できるアニメーションもあったりします。
『パプリカ』『サマー・ウォーズ』『ホッタラケの島』『時をかける少女』などなど、私みたいなオッサンが見ても楽しめる質の高いアニメーションが次から次へと誕生しています。
『カールじいさんの空飛ぶ家』が話題になった時も、見に行こうか迷いましたが、どうしてもこの事がひっかかりました。
¥1800出して、劇場でもしこの『モンスターVSエイリアン』を見たら、きっと後悔してました。
作品の水準が良いとか悪いとかの問題ではなく、「質」の問題だと思います。昨今はネットでもいち早く予告編を見る事が出来て、それはそれで便利なんですが、特にアニメーションの場合は、大人向けか子供向けか?の判断が、絵を見ただけでは判別しにくい。
そのため、劇場に足を運んでメイド・イン・アメリカのアニメーションを見る、と言う事がなかなか出来ません。しかし、このアニメーションは、劇場で見るかも知れませんけど……。

前作から10年後の物語。3Dで 7月10日、全国ロードショー!



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2010-02-23

『スティング』   【午前十時の映画祭】-vol.2

こんばんは、ロッカリアです。
久しぶりのアップになります。皆さんご機嫌いかがでしょうか……。
またまた行って参りました。午前十時の映画祭!
今回もなんと、238席が満席状態でした。各地で盛り上がっているみたいです。
前回の『アメリカの夜』よりも少し年齢層に変化があって、結構幅広い映画ファンが集まったようです。
それもそのはず。
マックィーンとダスティン・ホフマンの『パピヨン』、レッドフォードとダスティン・ホフマンの『大統領の陰謀』、
マックィーンとポール・ニューマンの『タワーリング・インフェルノ』、70年代に入ってからの大物スター同士の競演は映画ファンにとってはまさに夢のような出来事。オールスター・キャストとはまた別の興奮があるんです!
レッドフォードとポールは『明日に向かって撃て!』以来2度目の競演になるんですが、当時こんな事が話題になりました。
「どっちがいいか?」つまりどちらがカッコいい役をするのか?
で、『明日に向かって撃て!』ではレッドフォードのサンダンス・キッドがカッコ良くて、この『スティング』ではヘンリー・ゴンドーフ役のポールがカッコいい。
これを当時の映画雑誌「ロードショー」では、髭を生やしたほうがカッコいい役を演じている、と解説していました。(なるほど…)

  


予告編が終わり場内の照明が暗くなると、スクリーンにノイズ混じりの映像が浮かび上がって来る。そして、聞き覚えのあるテーマ曲が、ノスタルジーを運んできて映画が始まる。
コレですよコレ。映画はこーでなくちゃ。
最近の映画には効果音としての音楽はあるが、主題としての音楽は無い、と断言しても過言じゃない!(『Drパルナサスの鏡』のテーマ曲を覚えている人いるんですかねぇ…)
しかも、この作品はタイトルからして、観客も一つ騙してやろう、と言う意気込みがあって、おそらくはこの映画を初めて見る人は、90パーセント引っかかるんじゃないでしょうか?
スティングの意味においては、蜂が刺す、と言う意味もありますが、ここでは「いっちょ、かもろうぜ!」と言う俗語に比重を置いた意味があります。
そのタイトル通り、ロバート・ショウ演じる組織の大物を、仲間の復讐のために大芝居を打ち、まんまと大金をせしめようとします。
ところが、一筋縄で行くはずも無く、殺し屋に付けねらわれたり、チャールズ・ダーニングのいや~な警部に追い掛け回されたりと、そのストーリー展開は絶妙です。
しかも、私はこの映画を2年程前に見たのに、殺し屋のシークエンスはすっかり忘れていて、「ああ、そうだそうだ!」とすっかり騙されてしまいました。
さすがに、あのどんでん返し(ふ、古い…)は憶えていたので、ラストは少しだけ優越感に浸りました。(ま、多くの人が初めて見る訳じゃないから、同じ気持ちの人、きっと沢山いたんだろうけどね)
アカデミー賞の時期が近づき、何だかんだと映画の事をこねくり回して、もっともらしい理由を付けた作品がショーレースを勝ち取るんだろうけど、この映画を見てつくづく感じました。
芸術だ、モラルだ、総合力だ、と言うよりも、映画は楽しい作品が勝ちなんだ、わくわくさせてくれる映画こそ心に残るんだ、と言う事を再認識しました。
もちろんこれは私だけの感想なので、映画に芸術性を求める人は、また違った見解になることでしょう。
でもやっぱり、映画って、エンターテイメントなんじゃないでしょうか?
だってこの映画のテーマ曲、「ジ・エンターテイナー」って言うんですよ。



今宵、いい夢を……。

2010-02-16

【午前十時の映画祭】 映画に愛をこめて~アメリカの夜

gozenn.gifこんばんは、ロッカリアです。
前日の座席情報を確認したら、106席の半分がすでに予約されていて、慌てて2席を確保しました。
当日(土曜日)映画館に行ってみると、約30分前なのに完売になっていました。
あの『アバター』でさえそんな事は無かったのに、収容人数が少ないとは言え、満席は久しぶりの経験。しかも、年齢層はかなり高い。おそらく平均60歳は越えていたでしょう。(もちろん、ポップコーンを食べている人は一人も見当たらない…)
若い人も、数人ですが来てましたね。(関心関心!)

まさか、トリュフォーのこの映画を、この歳になって劇場で見るなんて考えもしなかっし、想像もしなかった。
映画監督のトリュフォーが、映画製作の現場を、俳優さんたちの生活を、そしてスタッフの努力を、本当に愛を込めて作り上げた傑作です。
もう何回もTVでは見ている。DVDとエアチェックしたブルーレイも持っている。しかし、この作品を劇場で見る、と言うのは私にとって、とても感慨深いものがあります。まさに、名画座全盛のあの頃に帰る、そんな気がするんです。
青春時代に一気にタイムスリップ、そう言った感覚、オールド・ファンには多分理解してもらえる、と思います。
映画館に見に行きたくても、最近の映画は難しくて分からないし、テンポも速いし、何より面白くない。そう感じているのかどうか、あくまでも想像に過ぎませんが、ここぞとばかりにオールド・ファンがこの映画祭に集ってくる、そんな感じを受けました。
『大人は判ってくれない』『ピアニストを撃て』『突然炎のごとく』と言うヌーベルバーグの傑作を世に送り出し、『未知との遭遇』ではUFO研究家のラコーム博士を演じた彼は、1984年に52歳と言う若さでこの世を去っています。

day_for_night.jpg(←クリックすると拡大します)
タイトルの『アメリカの夜』と言うのは、当時ハリウッドで、昼間撮影したシーンを夜間撮影に見せるために、カメラのレンズにフィルターをはめて夜のシーンを作り出す、と言う撮影方法の事を表現しています。
映画ファンなら誰もが気になる撮影方法、例えば街並みを雪でいっぱいにするシーンのネタばらしや、スタントマンのカーアクションの段取り、妙にリアルな俳優たちの恋愛事情など見所満載。
特に、ネコを扱うシーンは場内が大爆笑。
思う通りに行かずに悪戦苦闘します。
しかし、このシーンが成功した時のスタッフたちの表情を見た時、私は感動しました。
何気ないシーンに、彼らの情熱を感じ、本当に映画を愛している、と言う思いがヒシヒシと伝わってきました。
何度見てもすごい50本
まさにその通り!
若い人にはもちろん見てもらいたいし、参加して欲しいと思いますが、私は、劇場から足が遠ざかっているオールド・ファンの人や、今はもう映画なんて見なくなった、と言う人たちにこそ、この映画祭に参加して欲しいと思います。
古い映画を劇場で見る事は、昔の自分と対面するような、そんな記憶を呼び起こしてくれると信じてます。
¥1000って言うのもいいね。毎週行けるもんね。
と言う事で、今週は『スティング』(大阪だけですが…)を見に行って、来週は『裏窓』。これは行かないと私は呪われるから絶対行きます。そしてそして……。
この一年は、どうやらこの映画祭が中心になりそうな、そんな私のシネマ・ライフです。
ジャックリーン・ビセット、綺麗だったな~……。







2010-02-13

『遊星よりの物体X』 『から』ではありませんよ。

こんばんは、ロッカリアです。
レンタルにもないし、店頭にも置いていないし、かと言ってアマゾンにあるやつはお高いし……。
そう思っていると、ワゴンセールで¥1000で売ってましたよ。こりゃまるで奇跡です。
1951年に、巨匠ハワード・ホークスが制作、実質監督も手がけたホラーSFの古典です。
1982年にはハワード・ホークスに心酔しているジョン・カーペンターがリメイクして、こちらもオリジナルとは雰囲気をガラッと変えた名作に仕上がってました。
その昔に一度見た記憶がありましたが、うん十年も前の事なので、初見に近い形で楽しみました。今回見て気づいたんですが、光がスクリーンを破って『THE THING』と言う文字が現れるオープニングは、新旧の作品共に、まったく同じだったんですね。当然カーペンターがオマージュしているんですが、カラーかモノクロだけの違いでした。ちなみにこの作品はモノクロです。

DSCF0108_20100212215106.jpg
(今回落書きじゃ無いのは、いいシーンが無かったんです。モンスターが描きたかった…)

カーペンター版は、犬から人へと変異を繰り返して異様なエイリアンになっていましたが、オリジナルでは、血を吸うフランケンシュタインの怪物です。もちろん、円盤が北極(カーペンター版は南極!)に墜落して、掘り起こされるエイリアンです。
しかし、笑ってしまうのが、最初この円盤を掘り起こそうとして爆弾を仕掛けるんですが、威力が強すぎて円盤ごと吹き飛ばしてしまいます。
「こりゃ、また将軍に怒られるな…」なんて呑気な事を言っているのには時代を感じてしまいます。出演者も無名の俳優さんたちを起用して、リアルな感じを当時から出そうとしています。
今から約60年も前に作られたなんて、このセンス・オブ・ワンダーはイマジネーションこそが映画の命、と現代に語りかけて来るようです。
ただ、残念な事に、レストアなどの映像処理が一切されていないので、画像はかなりキビシイと思います。ワン・コインのDVDシリーズと変わりません。
肝心な内容を少し。
閉ざされた基地で、氷漬けからよみがえった吸血フランケンシュタインが、人間の血を求めて襲って来る。その怪物(異星人)に人間はどう対処するのか!と言う単純明快なストーリーです。

レトロSFには、この歳になってもやはり憧れてしまいます。

2010-02-09

『ウィッチマウンテン~地図から消された山』 どうかな?と思っていたら…

こんばんは、ロッカリアです。
ザ・ロック改めドゥエイン・ジョンソン演じるタクシー・ドライバーのジャック・ブルーノは、ラスベガスで開催されているSFコンベンションの影響で、変な客ばかりを相手にする。
ある日、気が付くと後部座席に大金を持った子供の兄弟が座っていた。実はこの二人は異星人で、とんでもない事件に巻き込まれてしまう……。
ディズニー映画と言う事もあって、あんまり期待していませんでしたが、これが以外に、と言うより、かなり面白かった。
オープニングで今までのUFO事件の写真や映像が流されて雰囲気は盛り上がる。
しかも、SFコンベンション的な会場は、ストーム・トルーパーやベイダーのコスプレなどが一杯で、この会場も後半生きてくる。
ターミネーターみたいなマシーンが二人の異星人を暗殺しに追いかけてくるが、米国のエージェントも彼らを拉致しようと参戦。おまけに、ジャックに個人的な恨みを持つマフィアも加わって、とにかく逃げる逃げる。

11155.jpg

1975年の『星の国から来た仲間』のリメイクだが、SFXの技術が格段に上がっているせいか、こちらの作品の方が面白い、と断言できる。
とにかく飽きない。
主演のドゥエイン・ジョンソンは、少しとぼけた、或いはユーモアを少し混ぜたような役柄の方が似合っているような気がします。
最新作の『Tooth Fairy』、こちらはかなりコメディっぽいが、アメリカではベスト10内に入り込んでいたし、アクションも出来てコメディもこなせるとなれば、ポストシュワちゃんも狙えるかも……。
結構面白いし、完成度も上々なので、おススメですよ。

そう言えば、ついに『アバター』の連続1位(全米ランキング)が7週でストップしたんだって。『アバター』を抜いて1位に輝いたのが『ディアー・ジョン』と言う作品。気になるよね。
ラッセ・ハルストレム監督の演出でラブ・ストーリーだとか。



この映画も、9.11テロの後遺症、イラク戦争の悲劇を扱っているようだ。一瞬だが、『アポロ13』ごっこをしている場面が出てたね。

ちなみに、ドゥエイン・ジョンソンの新作も。子供の夢を奪った罪で、歯の妖精にされてしまう……、って設定。



今宵、いい夢を……。




2010-02-07

『トランスポーター3』 J・ステイサムはアメコミのヒーロー…

こんばんは、ロッカリアです。
ハハハハハハハハハハハ-------、もう笑うしかない。
『チョコレート・ファイター』と同じ日に見たので、どうしてもアクション・シーンを比較してしまう。
もちろん種類が違うので比べようも無いのだが、それにしてもだ。
あまりにもコミックのような、ハリウッド的と言うか、制作のベッソンはフランス人だろ。悪しきハリウッドのまねは、いくら興行目的だとしても、そろそろ止めて、観客に媚びる映画作りから脱却するべきだ。
本当に面白い映画を作る、と言う信念があれば観客はその姿勢を支持するもんでしょ。
その作品に対しても、真摯に批評なり、感想なりを持つはず。
ところが、ただただ見慣れたアクションを繋げられても、見ている方はどう意見を述べていいのか戸惑ってしまう。

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この映画のポイントは、なんと言っても手首にはめられたブレスレット爆弾でしょ。でも、これにしたってヒーローは絶対死なないって分かっているから、どんなに発信機から離れようとも爆発しない、ってことを自爆するような下手な演出。
緊迫感無し。見ている場面だけでも、「どれだけ離れてるんだよっ!」とツッコミを入れたくなるぐらい離れてる……。
肉体を駆使したアクション・シーンも、残念ながら段取り主義。おまけにヒロインの女優はタイプじゃない……。
ステイサムは、車オタクなんだから、カー・チェイスに専念してほしい。
ちょい役だが『ミニミニ大作戦』は面白かったし、『バンク・ジョブ』も良く出来ていた。『トランスポーター』も1作目は面白かっただけに、このシリーズはもう止めた方が彼のためだという気がする。
近作の『アドレナリン2』も、『1』で落っこちて死んだのに復活するし……。作品は選んだ方がいいと思う。
それにしても、彼の頭と、肉体にはギャップあり過ぎ。シュワちゃんだって売れてからはあんまり肉体を見せびらかしてないんだから、この線で行くのは、何か間違っているような気がする……。
「ありえね~」の連続アクションに、もう笑うしかないよ、ホント。

スティーブン・セガールの道を、進もうとしてるのかな……。

2010-02-04

『チョコレート・ファイター』 す、凄すぎる!

こんばんは、ロッカリアです。
ブルース・リーの洗礼を受けた世代としては、今まで星の数ほどカンフー映画を見てきました。
リー先生亡き後、ブルース・リャンだ倉田保昭だ、いや千葉真一だ、ジェット・リーだ、やっぱりジャッキー・チェンだ、ユン・ピョウだ……。
女性なら志穂美悦子。最近では柴咲コウってのも……。
カンフー映画ファンの皆さん、お待たせしました。これは決定版です、カンフー映画の。
ノー・ワイヤー、ノー・CG、ノー・スタント。何だかタワレコのキャッチフレーズみたいですが、このうたい文句に間違いはありません。とにかく凄い事になってます。

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ストーリーは一応あります。
阿部寛演じる極道とタイ・マフィアの女性幹部は愛し合い、やがて赤ちゃんを授かるが、阿部寛はそれを知らずに日本へ帰国。生まれた赤ちゃんは、サバン症候群で、見たもの全てを吸収しながら成長する。が、母親が病に冒され、その病院代を昔母親が貸し付けた人たちから取り戻そうとする。
しかし、彼らは一筋縄では帰さなくて……、ええい、ストーリーなんてどっちでもいい!(お、暴論だね、今日は…)
ジージャー(ヤーニン)と言う新しいカンフーマスター、しかも25歳の女性の登場こそ言及しなければならない事だ。
女性のカンフーマスター?と疑問を持たれる人は絶対いると思う。この私もそうだった。しかし、彼女の演舞は本物。決して男たちにも引けはとらない。(ここが凄い)
しかも、アクションに段取りを感じさせない説得力があるし、信じられない技を繰り出したりするが、全て実演である。これにはホント、開いた口が塞がらない!
タイ映画に留まらず、『マッハ』『トム・ヤム・クン』の実績があるにせよ、ジージャーを映画に起用した事で、今まで見たこの手のアクション映画ではナンバー1だと言いたい!
もちろんブルース・リー先生の映画は別格で唯一無二なので比べようも無いが。(ここは譲れん!)
そして、ジャッキーやジェット・リーの映画は彼らの持ち味を十分に生かした作品である事は間違いない。
しかし、単純にカンフー・アクションの場面を比較するのなら、これ以上のアクションは思いつかない!凄すぎる!
アクションシーンだけでも、もう5、6回は見た。飽きない。
そんなに凄いアクションなんて、本当にあるのか?と疑問をお持ちのあなた、レンタル屋さんに今すぐ飛んでいって借りて見るべし。
そして、あなたが人一倍カンフー・ファンであればあるほど、私の言っている事に共感してもらえると思います。
ちなみに、製氷工場での死闘は『ドラゴン危機一発』で、ラストの場面では『ドラゴン怒りの鉄拳』『死亡遊戯』にオマージュを捧げていると思われます。



今宵、熱い夢を……。



2010-02-03

『Dr.パルナサスの鏡』 私のジンクスが…

こんばんは、ロッカリアです。
私には昔から映画に関するジンクスみたいな物があって、その一つに「お正月映画第二弾に当たりは無い」と言う物です。
統計を取ったわけでもないので、正確な所は知り得ませんが、そもそも、年末からお正月にかけて、普段映画を見ない人も劇場に足を運ぶ機会が増える。
そこで各配給会社も人気作、話題作を他社に負けないようにラインナップする。
これは、昔ほどではないにしろ今も根付いているような気がする。
すると、必然的に、正月前は出し惜しみ傾向になり、正月過ぎには少し緩むのが常みたいに感じる。
イコール、「お正月映画第二弾に当たりは無い…」と言う事になる。

で、今話題沸騰で、御大テリー・ギリアム監督、ヒース・レジャーの遺作にして彼の意思をノーギャラで継ぐ3人の俳優たちが共演、CMで作品を見た人の意見が揃って「もう一度みたい!」「とても良かった!」と言う後に「大ヒット上映中!」の文字が躍る(ぜえ、ぜえ、)このお正月映画第二弾はどうなのか!

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私のジンクスは生きている、と言う悲しい現実を味わってしまった。
ギリアムの作品の特徴は?と聞かれ、モンティ・パイソンの流れを受け継ぐブラック・ユーモア?
観客のイマジネーションを挑発する不思議な世界?
ぶっ飛ぶ演出?

私はこう思っています。
実質『バンデットQ』から始まった彼の作品の中には、ユーモアのない黒い部分だけの存在が作品の中核にある。(個人的な見解)
その黒さが、彼の作品を忘れがたい物にしているし、モンティ・パイソン系の作品とは一線が異なる。

で、この『Dr.パルナサス~』はどうなのか?
ハッキリ言おう、その黒さはない。
一見、子供を食い物にする悪人が(誰とは言えないが)存在するが、言葉だけ(写真だけと言うか)で絵として見せないし(食っちまえ)、鏡の中に入ると、人生の選択を迫られるが、それほどまでに追い詰められた感じも無い。(選択を間違うと大爆発、は笑えるけど)言ってみれば、見ている方にしたら、彼らの選択なんてどっちでもいい。
悪魔と取引をしてしまったクリストファー・プラマー(!)は娘を奪われるが、じゃあもう一回ゲームに勝ったら
返すよ、と軽いノリに緊迫感がまるで無い。
ストーリーはあって無いようなもので、綿密に練り上げる彼にしては、今回は効果を得られてない。
そして、この辺は意見が分かれるところだろうが、鏡の中の世界は、今回は私のイマジネーションを超える世界にはなっていなかった。
どこかで見た事のある、そんな気にさせられた。
大人の絵本は、残酷で皮肉に満ちている、と言うような事を描きたかったのか。もしそうだとしたら、やはりダークさが足りない。
ラストにいたってはステレオ・タイプ過ぎる!
ナスとトマトのパスタに、チーズを振り忘れた(見た目はよく出来ているが、味はいまひとつ物足りない…)的な作品と言えるような気がする。

断っておきますが、私はテリー・ギリアムの大ファンです……。

また、この他にも、やはりお正月映画第二弾として公開中の『ラブリー・ボーン』も、前評判に反して、見た人の評価は厳しいみたいです……。
最近の映画が面白くなくなって来た原因、それも決定的な原因を近いうちにこのブログで取り上げようかな……。

一番の原因はね、……。


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