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2010-03-24

しばらくお休みします

突然ですが、親族に不幸がありましたので、数日の間お休みさせて頂きます。

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2010-03-22

『あなたは私のムコになる』 一種のパワハラだろ…

こんばんは、ロッカリアです。
わき腹痛と戦いながらがんばっています……(大げさ…)。

今、旬の女優さん、サンドラ・ブロックの作品を見ました。ラジー賞では自ら最低女優賞のトロフィーを受け取りに来て、会場の人全員にDVDをプレゼントした彼女、本当に性格の良さが出てましたね。そして次の日にオスカーを取るなんてカッコ良過ぎでした。
そんな彼女も、この映画ではカッコ悪い役どころ。
ビザの申請が遅れてしまい、重役のポストを無くすと言う窮地に、口からでまかせで部下の秘書と結婚宣言。
ところが、彼の実家、カナダに出向いてみると、財閥の息子だったから話がややこしくなる……。

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似てないのはわき腹が痛いせいだい。(いつもだろ…)


最後まで飽きずに観れるラブコメ、と簡単に簡単に言ってしまうのあれなので、今日から、もしこの映画を劇場で見たとしたら、一体幾らぐらい払って、納得できるか、と言う暴挙に出ます。(時々どっかで見るけど…)
ズバリ、本日の映画代は……。

チケットあなたは


もちろん上限は¥1800です。
つまりこの映画は半額ならって事ですね。考えてみれば、この映画は会社内におけるパワー・ハラスメントで、ラブコメ的ストーリーに助けられてはいるが、ホントはやっちゃダメですよ。
あと、この映画のカナダでの室内シーンは、実は全てCG合成と言う事に後から知って驚き。CGもこう言う使い方なら気にならないなぁ。
でも、この映画で一番気になったのは、何と言ってもサンドラのヌードだなぁ……。
いろんな意味で気になるわ……。







2010-03-18

『シャーロック・ホームズ』 を観ました…が。

こんばんは、ロッカリアです。
日曜日に、¥1000(TOHOデイ)と言う事もあって、『北北西に進路を取れ』をあきらめてこっちを観ました……。
ハッキリ言って、¥1000で良かった……。いや、同じ¥1000なら『北北西~』の方が……。
今日はちょいと、トリックについて言及もあるので、未見の人は読まないようにして下さいね。ま、確信には触れませんけど。
まず、メインの死者が蘇る、と言う謎に、まったく盛り上がりが無い。と言うのも、絞首刑になったブラックウッド卿のトリックは全世界に蔓延していると言っても過言ではない、ありきたりのトリック。
これを今更使うのか……。一体どういう神経をしてるんだろうか……。
発砲と同時に人が盛り上がる、と言うトリックにしても、どのタイミングで薬品らしき物が付けられたのだろう、と思うぐらいで、トリックに関しては誰でも想像が付く。
浴槽の死体にしてもしかり。
唯一間まともだったと思えるのは、棺を内側から開けたとされるトリックぐらい。しかし、これも第三者が、と勘ぐれば……。

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もう一つ気にくわないのが、全編を通じて、ホームズがワトソンを見る目だ。
明らかにゲイの目線である事は、ガイ・リッチーの行き過ぎた演出と言わざるおえない。一体原作の何処にホームズはバイセクシュアルだとか、ワトソンに恋愛感情を持っていた、なんて事が書かれてあるんだろうか。
この視線が、私には最後まで気になって物語に集中できなかった。(女性の方は私の意見と全く反対みたいだが…)
C.Gを駆使した映画作りは、近年、観客をどんな世界、どの時代にも連れて行ってくれる。
その一方で、演出家が充分に、その世界観を吸収、消化していないと、見ている私たちはその世界に入り込めない。
おそらく、この映画は監督の力量によってもっと面白い映画になったはずだと思う。奇をてらった演出が裏目に出たと感じる。
このレビューは、小さい頃からホームズ物に親しんできた、探偵小説大好き人間の私の愚痴である、と思って頂きたい。
ビリー・ワイルダー監督の『シャーロック・ホームズの冒険』を、このスタッフは見た事があるんだろうか……。
残念ながら、ワクワクしたのは、オープニングに流れたテーマ曲を聴いた瞬間から10分ぐらいだった……。
ロバートとジュードには好感が持てたから、続編では是非ミステリーらしい作品になるようにがんばって欲しい。
監督は……、スピルバーグに変わってもらえんかなぁ……。

こりゃあきっと、『北北西に進路を取れ』を見に行かなかったヒッチ先生の呪いだな…、きっと……。(ごめんなさ~い!)


2010-03-13

『カイロの紫のバラ』 甘~いファンタジーの結末は?

こんばんは、ロッカリアです。
DVDを買おうかどうしようか迷っていたら、ハイビジョンでオンエアしたくれました。(ラッキ~!)
映画ファンにとっては、まさに夢のような出来事。
好きなスターが、こともあろうに自分に話しかけて来て、そっちへ行くよ、と言ってスクリーンから抜け出して会いに来る。
残された上映中の映画の中では、おいおい何処へ行くんだよ、かえって来い!とか、観客からの「早く話を前に進めろ~」と言う野次に、「こっちも困っているんだ!文句があるならそいつに言え!」などとやりあう始末。
微笑ましくも、あり得ない展開に、あっ、これはウッディ・アレンが仕掛けた、夢のようなファンタジーなんだな、と高をくくっていると……。

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ちなみにヒロインは、この時同棲していたミア・ファーローです。(この時期に、彼女の養女で韓国人のスンちゃんと交際していたウッディだが、後にばれて訴訟を起された…)

ミアは、夫のDVに耐えながらウェイトレスをして生計を立てていた。
映画を見るのが大好きなミアは、『カイロの紫のバラ』と言うモノクロ映画の端役、トムを見に映画館に通う。
ある日、そのトムが「君と話をしたい!」と言ってスクリーンから抜け出したから大変。
トムを演じた現実の役者、ギルも交わって、とても複雑な三角関係ができる。
しかし、そこはミアも人間。スクリーンから抜け出したトムよりも、実際のギルの方に気持ちが傾くのだが……。
映画ファンなら誰でも一度は夢見たファンタジー。
しかし、ウッディ・アレンが用意した結末は、とても厳しい現実だった……。(切ない……)
私は考えた。
ファンタジーならもっとファンタジーらしい終わり方が出来ただろうに、と。
しかし、この現実的で切ないエンディングこそが、見ている私たちの恋愛感情を呼び起こし、そしてスターを愛したと言う記憶を呼び起こす。
これには脱帽です……。

ラスト・シーンを見て、私は『ラムの大通り』のリノ・ヴァンチュラを思い出しました。
そして、彼のように、いつまでもスクリーンの中のスターに、熱い視線をそそいでいる映画ファンでありたいと……。



2010-03-10

『裏窓』  【午前十時の映画祭】ーvol.3

こんばんは、ロッカリアです。
日曜日に見て来ました。

ジェームズ・スチュワートの部屋。その裏窓のカーテンが上がると、この映画が始まります。
犯人や殺人を目撃したが、誰も信じてくれない、と言うパターンを定着させた映画の元がこれ。
観客は、事故で足が不自由になったカメラマンと、同じ状態を体験させられ、同じ恐怖を、苛立ちを味わう。
全てがセット。
そのため、あり得ない空間ができた。視界に入るのは全部が裏窓。表の窓は建物の隙間から道路をはさんで少しだけ見えるレストランの窓だけ。
そこでヒッチ先生は考えた。このあり得ないセット、あり得ない状況に、いかにリアリズムを植え付けるのか。
勿論、裏窓から見える、他人の生活をそれらしく見せているが、何よりも、ジェームズとグレース・ケリーの会話。
本筋とは全く関係の無い恋愛事情を丹念に描写する事で、見ている者を現実世界に留めておく。
しかも、間接的に、この殺人事件の動機を表している。この辺りが上手い。
観客も、夫がノコギリとでかい包丁を新聞紙にくるむだけでは、本当に殺人が行われたのか半信半疑。動機も語られない。だが、殺される妻は、顔の表情だけで夫を馬鹿にしていると言う事が分かる。
残虐な殺人シーンは一切無い。しかし、演出だけで、これだけのサスペンスを生むとは、まったくヒッチ先生の独壇場だ。

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ただ、この作品には、ヒッチ先生が演出に懲り過ぎたせいか、色々とアラも目立っている。あんまりほじくり返すのも意味が無いので、一つだけ、これだけは言っておきましょう。
ラスト近く、犯人がついにJ・スチュワートの部屋にやって来る。部屋は真っ暗で、犯人も、彼の顔を見ることが出来ない。この辺りは犯人の心理、つまり目撃者がどんな人物なのか、不気味に思っている、と言う事を明確に表していてオモシロい。だが、次の瞬間、J・スチュワートはその犯人に向かってカメラのフラッシュを目潰し攻撃に使う。
フラッシュしてはまたすぐ次のフラッシュを……。
次から次にフラッシュをたいて犯人の目を眩まそうとするが……、って、フラッシュの電球、光った直後は熱くて素手では触れません。絶対火傷する!
この作品は、冷静に見るとアラが確かにいくつも目立つ。しかし、ヒッチ先生はあえて観客を喜ばす(怖がらす?)ために、最初からあり得ないセット撮影に挑んでいた。
だから、アラを探し当てたって、何の自慢にもなりません。(ちなみに、おいおい、と言うシーンは20箇所以上あるんですよ)
後に、『めまい』で使われるシーンと同じシチュエーションがありましたね。あれにはニヤッとさせられます。きっと、この時に思い付いたんだなぁって。
余談ですが、ドリフターズの「8時だよ、全員集合!」の、「志村~っ!後ろ~!」って言うパターンも、G・ケリーがやってましたね。勿論こちらが初めだけど……。
映画は、彼の部屋の裏窓にカーテンが下ろされて、幕を閉じます。(上手い!)

今回も、大入り満員でした。
ニュープリントらしいのですが、結構画質は悪かった。自宅でハイビジョン録画を再生してみましたが、んん?こっちも画質は悪いなぁ……。せめて『めまい』ぐらいのレストアをして欲しかったなぁ。

でも、大型スクリーンで見た『裏窓』は、そのスクリーン自体を窓に見立てた、と言うヒッチ先生の演出に気付いてこそ、本当の楽しみが分かるんだよな~。



2010-03-08

この歳になっても、FMをエアチェック?

こんばんは、ロッカリアです。
ラジー賞の最低映画賞は『トランスフォーマー:リベンジ』になりました。
『マーシャル博士の恐竜ランド』は最低リメイク、続編賞だけでしたね。残念と言うか何と言うか……。
今日、雨降りの中レシーバーを買いに行きました。
レシーバーと言っても、今やチューナーだけではなく、CD,MDは標準装備なんですね。
前々からMDが調子悪かったので、いずれ買い替えようと思っていましたが、今更MDでもないよなぁ……と。
ところが最近、またFM番組のエアチェックをしたくなり、これならタイマー録音(便利な時代だな…)が簡単に出来ると思い、ほとんど衝動買いで買いました。

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どうして今頃FMのエアチェックが再燃したのかと言うと、ピーター・バラカン氏がDJを勤める番組が、予想を超えるほどマニアックで、そのジャンルと言えばロックは勿論のこと、ソウルやファンキー、ブルースにまで広がり、まだまだ知らない曲がたくさんあることを痛感、もっと知りたく思ったからです。動機は単純なんです。
昔ならカセットテープに録音、あるいはDATテープに録音でしたが、MDならそこそこ音質重視(と言っても知れてますが…)でも160分は録れるので、2時間番組も気にしないで大丈夫。
あと、結構JAZZのプログラムも、土日に集中してオンエアされているので、そちらもカバーして行こうかと。
少し昔に返ったみたいで、エアチェック小僧だった時代を思い返します。
ピーター・バラカン氏は、「ウィークエンド・サンシャイン」と言う番組を毎週土曜日の朝、7:15~9:00、FM-NHKでオンエアされているので、興味のある方は一度聴いて見られてはどうでしょうか。
ピーター氏の蘊蓄(うんちく)は、半端じゃありませんから。
写真の左の方に小さく写っているMDは、17,8年前に録音した物に、私が落書きしたものです。この頃から落書きしてたんですな~。(その割には上達してないけど…)
今は昔と違って、FMのキー局が増えましたが(昔はNHKと関西はFM大阪だけ!)、オッサンの聴くプログラムが少なくなりました。
そんな事を嘆いても仕方ないので、積極的にいい番組を見つけてはエアチェックに励みたいと思います。そうです、この歳になってもです!

2010-03-06

『マーシャル博士の恐竜ランド』 ラジー賞、大本命の中身は?

こんばんは、ロッカリアです。
アカデミー賞の季節がやって来ました。と言う事は、ラジー賞の季節でもあるって事ですよね。
今日は、『トランスフォーマー:リベンジ』と並んで、最多の7部門でノミネートされているこの映画について。
1970年代に、アメリカのTVドラマで人気を博した『LAND OF THE LOST』と言うSF冒険物語の映画化作品です。
主演は今一番勢いがある、と言っても過言じゃないでしょう、コメディ俳優のウィル・フェレルです。
最近は、コメディも結構細分化されるようになってきたので、一概にコメディ映画と言っても内容が把握しにくい感じがします。
ただ、世間で騒がれえいるほど、この映画はつまらない、と言うわけではありませんでした。
おバカ映画、とは少し違います。
予告編で、T-REXなどが一行を襲うシーンなどがあるので、恐竜時代にタイムスリップする物語かと思っていたら、実際はパラレル・ワールドに行ってしまいます。
TV版を見た記憶が無いので比べようもありませんが、類人猿の案内でエイリアン見たいな、半漁人見たいな人種(?)と遭遇したりするうちに、マーシャル博士が開発したタイムワープの装置が、人類を滅ぼす危険な装置と化し、それを阻止する冒険談になっています。

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ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)とは、 毎年アカデミー賞の行方で盛り上がっている前夜、ハリウッドのルーズヴェルト・ホテルで開催される、その年最低の映画を決めるという冗談半分に設定された映画賞です。



この映画はウィル・フェレルの一番の大作だと思います。相変わらずオゲレツなギャグもありますが、CGの使い方や世界観を見ると、結構気合が込められているのが分かります。
言い過ぎかもしれませんが、『Drパルナスの~』の鏡の向こうの世界観と似ているかも……。
是非ともこの映画にラジー賞作品賞を取ってもらいたいものです。そして、アカデミー女優のハル・ベリーが『キャット・ウーマン』でラジー賞の最低女優賞を、自ら会場に受賞しに来たように、ウィルも堂々と最低男優賞を受け取って欲しいものです。
でも、対抗馬にスティーブ・マーティンがいるからなぁ……。





2010-03-03

【クリーチャー大全】 古今東西異形コレクション…

こんばんは、ロッカリアです。
今日はこんな本をご紹介です。


DSCF0121_20100303232713.jpg


どんな内容かと言うと、ゲームキャラと映画キャラを集めたものです。比率的には45:55で映画からの選出が多いと思います。(微妙…)
この本では、クリーチャーをカテゴリ別に分類されているので、それを記述した方が分かりやすいと思います。

FILE*1 人の手より造られしもの
代表的なものが、フランケンシュタインや、『シザーハンズ』のエドワード。メガロドンなんて言う古代にいた巨大鮫や、フランケンフィッシュもこのカテゴリ。

FILE*2 悪夢や妄想より生まれしもの
このカテゴリは殆どがゲームキャラ。サイレントヒルやバイオハザードから。唯一フレディ・クルーガーが映画から選出されています。なるほど。

FILE*3 怪物に成り果てた人間たち
ジェイソン、ブギーマン、ゾンビと言ったビッグネームが集結。レザーフェイスや、エイリアンに寄生されたヒドゥンのカイル・マクラクランなんてのも……。

FILE*4 未知の怪物・モンスター
映画『ミスト』『ゴジラ』『フィースト』『トレマーズ』から、グエムルや『地獄の変異』『ディセント』『クローバーフィールド』などなど。でも、『キングコング』ってのはどうなんでしょうか……。

FILE*5 地球外・異世界からやってきたもの
エイリアン、プレデター、E.T、X、クリッターなんてものも。Xって言うのはちなみに『遊星からの物体X』の事ですよ。

FILE*6 伝承・神話に登場するもの
ドラゴン、ドラキュラ、狼男、サラマンダー。このカテゴリが一番少ないね。

全部は紹介しきれないから、興味のある人は本屋さんに行って確かめてね。お値段は驚異の¥571+税です!

2010-03-03

サントラEP盤を2枚紹介。『007』と『ファイブ~』

DSCF0119.jpgこんばんは、ロッカリアです。
この日曜日に買っちゃいました。
まあ、CDの007主題歌曲集(サントラ)全集的なものはすでにあるんですが、レコ屋さんでEP盤を見つけるとどうしても欲しくなり買ってしまうんですよね……。
しかも、ルルが唄うこの『007黄金銃を持つ男』は特に好きです。
作品自体は、結構酷評されがちですが、私はこの映画も好きです。
というより、007はシリーズ全てが好きなのですが……。
おまけに、WOWOWではこの3月から『007』の一挙放映があって、以前エアチェックしそこなった作品も、今回は絶対に録画しないと。
この『黄金銃』なんて、あのクリストファー・リーが悪役で存在感を示していて、公開当時は、「あ、ドラキュラ伯爵がボンド映画に出てる!」と話題になったんですよ。『燃えよドラゴン』の大ヒットの影響が、鏡のシークエンスや、空手のシーンを取り入れた事も有名です。
例の、ボンドカーが一回転するスタント部分は、着地の瞬間にコンピューターの計算ミスがあって、本来バウンドしない予定が、若干跳ね上がる、なんてマニアックな見方をしたものです。
今からオンエアを楽しみにしたいと思います。


DSCF0120_20100303001231.jpgそしてそして、この映画のサントラは珍しいでしょ?
若かりし頃のジャック・ニコルソンが主演のアメリカン・ニューシネマの佳作です。
この映画は当時、製作や出演者(カレン・ブラックとジャック)が『イージー・ライダー』と同じだったので、同レベルの作品的な取り上げ方をされていました。
実際、この2本立てによる名画座での公開は全国でみられました。
こちらのサントラも、インストゥルメンタルではなく、カントリー・シンガーで当時人気だったタミー・ウィネットが歌っています。
映画の方は、昔深夜放送で見た事がありますが、ジャックの自由奔放ぶりに、ああ、これがアメリカン・ニューシネマだ!と思って見た記憶があります。
DVD持ってるけど、そう言えばまだ一度も見てないなぁ……。今度見てみようっと。
ではでは、今日はやっぱりボンドさんに最後を締めてもらいましょう。



今宵、いい夢を……。



2010-03-01

『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 ブログ DE ロードショーVOL.7

こんばんは、ロッカリアです。
昨日の日曜日に見ました。
この映画は、丹下左膳のパロディ映画です。原作者がこの映画を見て激怒したと言うエピソード通り、かなりコメディ化されていました。
しかし、この映画はかなりのハイセンスで作られていて、とても昭和10年に作られたとは思えないほど現代に通用する作品になってます。
「こけ猿の壺」と言われる高価な壺が人から人の手に渡り歩いて行くと言うシチュエーションは現代でもありますが(『ジングル・オール・ザ・ウェイ』とか…)、私はこの壺こそが何かの比喩じゃないのかという思いで観賞しました。
映画は柳生一族と丹下左膳の間で壺を巡って駆け引きがありますが、ストーリーの中心は、矢場の女主人お藤と、そこに居候をして丹下左膳が繰り広げる夫婦漫才。
「絶対ヤダッ!」と言いながら、次のカットにはそれをしている、と言う王道パターンは、劇中何度も何度も繰り返される。これは、ギャグの定番だね。
その二人に、父を殺された孤児のちょび安が加わり、ホームコメディに仕上がって行くあたりは絶妙。この感性は凄い。
しかも、皮肉たっぷりの場面も挿入して、壺を探している殿様は、おっかない嫁さんから逃げるように、矢場の娘に熱を上げて行くが、望遠鏡によってバレバレ。(小道具の使い方がうまい)
お城に軟禁される羽目に……。
この頃から奥さんはどの家庭でも怖い存在だったんですね。

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「こけ猿の壺」は一体何の比喩なのか。
柳生一門にとっては宝の壺、ちょび安にとっては金魚の鉢、ごみ屋にとってはただのクズ。それは、ある時はやさしさの対象になり、ある時は欲望の対象。矢場に行けばそこに壺がある、と思うと安らぎを覚える殿様。家来にしてみればただの厄介な代物。
しかし、この壺によって、人と人が繋がって行く。今から言うのは個人的な極論です。
この壺は、それぞれの人が抱く愛の形で、それを手にした人がそれをどう思うかで壺(愛)の意味が変わってくる、と言うと、少し甘すぎるか……。
しかし、この映画は最初から最後まで愛に溢れている。山中貞雄監督は、登場人物一人ひとりを丹念に描き込むことによって、笑いと言うものを愛情表現にまで高めた天才であると断言したい。
コメディ映画が好きです。チャップリンの時代から今日まで。
何故なら、コメディ映画を見た時、今の自分状態が手に取るように分かるからです。私はいつも、コメディ映画を見る時に、「よし、笑わしてくれよ!」と言う気持ちで見始めます。しかし、文字通り笑える映画や、意に反して泣きたくなる映画、笑いながら泣いちゃう映画、笑えない映画などなど、その時の自分の状態に驚く事があります。駄作は別として、ある水準のコメディ映画には、人を笑わせる、と言うとても大切な力があって、その笑いにどれだけの人が癒されてるんでしょうか。
コメディ映画を見て、ただのコメディにそんな崇高な力は無いよと言う人、映画を見て泣くなんてナンセンスだ、と言っているのと同じですよ。
ラスト、弓矢の的がメチャメチャでかくなっているオチの素晴らしき事。笑いを通り越して、感心してしまいました。
この映画には身分の違いや、男尊女卑の扱い、障害者についてのエピソードがわざと取り入れられていました。
それこそが、このコメディ映画の反骨精神を象徴している核であると気付いた時に、この映画は類まれな映画として語り継がれて行くべきだと思います。
ムソルグスキーやモーツアルトをモチーフにした音楽に加え、「通りゃんせ」のアレンジ、画面を切り替えるワイプ効果など、技術的にも目を見張るものがありました。
こような素晴らしい映画を教えて頂き、宵乃さんには感謝!!!お疲れ様でした。
これから皆さんのブログへ遊びに行きます~。


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