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2011-02-26

涙なくしては見れない、素晴らしい映画音楽!!!

こんばんは、ロッカリアです。
このブログに来て頂いたオールド・ファンの皆さん、本日は感謝の気持ちを込めて、エンニオ・モリコーネのコンサート映像をプレゼントします。(と言ってもアップしたのは僕じゃありませんが…)
もう言葉に表現できないぐらい素晴らしいコンサートです。
懐かしいです。
マカロニの曲に涙するとは思いもしませんでした。
画面に流れるコメントが気になる人は、吹き出しマークをクリックすると消えますが、このコンサートに限っては、そのコメントと一緒に見る事をお勧めします。
とにかく、ご覧あれ。



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2011-02-24

『マラソン・マン』と映画の窓…。

こんばんは、ロッカリアです。
ハイビジョンで見る事が出来ました。1977年の公開時にも劇場で見ています。

ダスティン・ホフマン、ロイ・シャイダー、ローレンス・オリビエが出演、監督がジョン・シュレシンジャーとくれば当時はサスペンス超大作として話題になりました。
タイトルの『マラソン・マン』だけを見ると、ランナーが主役のスポーツ映画?と勘違いしてしまいそうだが、ナチの残党とユダヤ人の憎しみを複線的に絡めながらも、一級のサスペンス映画に仕上がっている。
その手腕はシュレシンジャー監督ならではの冴えた演出のおかげだ。
プロローグのカーチェイス(何と老人同士の!)から、タンクローリーに衝突、炎上を引き起こす。
その事故を、セントラルパークの周りを走っていたベーブ(ダスティン・ホフマン)も足を止めて気にするが、他人事のようにすぐに走り出して行く。
この辺が上手い。
と言うのも、この映画は典型的な巻き込まれ方サスペンスで、実はこの交通事故が原因で事件の渦中へと導かれるからだ。
この映画の中のダスティン・ホフマンはよく走る。セントラルパークの練習にしても、女を追いかけてニューヨークの街中も走るし、犯人たちに拉致されて、そこから逃げる時も走る走る。(タイトル通りだ)
ただ、遅い……。
特に見た人の殆どがトラウマになって歯医者に行くのが嫌になるあの問題のシーン、必死になって逃げようとするが、追いかけてくる犯人の一人の方が馬力があって速そうに見える。
いつものように、サスペンスやミステリー映画においてストーリーに詳しく触れるのは趣味じゃないので言わないが(説明ヘタクソだし…)ロイ・シャイダーについて一言。
先日もこのブログで『ザ・セブン・アップス』を紹介したが、今回の彼はダスティン・ホフマンの兄でエージェントの役を演じているが、今まで彼が出演したどんな作品よりもカッコいいのだ。
パンツ一丁で身体を鍛えるシーンや、007に出てきそうなアジア系の殺し屋と格闘するシーンも実に良い。
彼が組織から命を狙われているシーンで強く印象に残っている部分がある。
パリの、ある店に入って出てくるシーン。
その店のすぐ横にあるゴミ置き場に何者かがベビーカーを置いて行く。
その中には赤ちゃんの人形が入っていて、閉じていた眼が徐々に開いて行き、完全に目を開けると爆発するシーン。
ロイがどうなったかは映画を見てのお楽しみだが、このシーンが印象残っているのは1977年、公開当時の予告編のせいである。

※デフォルメし過ぎて誰だか分からないでしょうが、ダスティン・ホフマンです、はい。
img005.jpg

1970年代にも勿論数々の映画の予告編がTVスポットや何かで流されたが、この映画以上に印象に残るモノは無いと言ってもいい。(ただし、あのトラウマ映画を除いては、だが…)
今はYOUTUBEなどネットで簡単に予告編が見られるが、1970年代をナメテはいけない。
予告編なんぞを目にする機会なんて極端に少ない時代だったのだ。
まず、劇場での次回作を紹介する時は、現在とあまり変わらない。
TVのスポットも、公開1週間前ぐらいから、メジャーな作品はオンエアされていた。(数は少なかったけど…)
普段の生活で、予告編を見るにはどうしたらいいのか?
今みたいに、自分から進んで見る事など不可能だったが、土曜日の深夜が訪れると、状況は一変した。
週に一度、だいたい決まった時間帯にオンエアされる、予告編を集めた番組、【映画の窓】と言う、映画好きにはたまらない番組があったからだ。
予告編と言っても、今みたいな感じではなくて、1分未満のダイジェスト映像に、アナウンサーが喋るストーリーが乗っかる、と言う簡単なものだった。
そいつが3~4本紹介されると、その後に「この映画はご覧の劇場で○○日からロードショー公開されます」と言ってテロップが表示される仕組みだ。
10分ぐらいの番組だったが、これを1週間心待ちにしていた、そんな時代だったのだ。
「ロードショー誌」の新作記事と、この予告編がシンクロしようものなら、「うぉ~、動く映像がもう見れた~!』と、狂喜乱舞とまではいかなくとも、雑誌に載った、動かない写真で見る映画とは違う興奮を覚えたのは確かだ。
しかも、休み明けに学校で、「オレ、もうあの映画の予告編見た」と友人に言うと、「すげ~、もう見たのかよ!で、どんな感じだった?」と羨ましがられた。
この、「どんな感じ?」とは、もちろんどんな感じの映画だった?、と言う意味と、面白そう?でもなそう?と言う二つの意味があった。(友人も映画大好きだったんだね…)
物事には全て終わりがやって来る。
この【映画の窓】も例外ではなく、1980年代のある日突然、「本日をもちまして、映画の窓は終了させて頂きます。長い間ありがとうございました…」と、唐突に終焉を迎えた。挨拶がごく一般的なものだっただけに、僕の寂しさは何処へも持って行きようがなかった……。

かなり話がそれてしまったが、この映画(マラソン・マンですよ~)の予告編は、【映画の窓】以外にも結構TVスポットでも流されていた。
しかも、決まってベビーカーの中の人形の目が開いて爆発するシーンだった、と言う事が印象に残っているんです。
で、先に触れた拷問のシーンだけど、ゼル(ローレンス・オリビエ)がテーブルに歯科用の器具をズラリと並べて、「安全か?」を繰り返しんがら着々と準備を進め、ベーブは何をされるか分かっているはずなのに、口を簡単に開けちゃうんだよなぁ。
最初は頑張っていたのに、はい、アーンして…見たいな事をゼルに言われると、自ら進んで開けちゃうんだよ、ぱかっと。
ほんでもって、「アギャ~ッ!」となるわけ。
このシーンは痛いよ~。
でもね、僕が本当に「うわっ!」と思ったのはその後。
この映画を見た人なら分かると思うけど、ゼルが痛めつけたのは間違いなく奥歯のはず。
痛み止め薬品を付ける時には、小指で奥の方に突っ込んでいた。
なのに、だ。
その後脱出を計るシーンで、時折前歯に黒い影のようなものが見える。
ん?なんだろ?
そう思った瞬間鳥肌が立った。
間違いない。拷問によるものと思える穴が、前歯に開いているのだ。
ここからは僕の勝手な想像。
ローレンス・オリビエが、演技的にそんなミスを犯す事はまず無い。
となれば考えられる事は一つだ。
真実を知らなかったベーブに、奥歯にダメージを与えても何もしゃべるはずがない。
そこで、神経が一番脳に近く、痛みが伝わりやすい前歯にも穴をあけてホジホジしたのだが、このシーンがあまりにも残酷で不快感を与えるためカットされたんだと……。
DVDを持っている人は確かめてみましょう。ただし、そのシーンを見て自分の歯が痛み出しても責任は持ちませんよ。
世の中には、虫歯菌の無い人がいて、そう言う人はこの映画の拷問シーンを見ても、あんまりピンと来ないんだって。何ともうらやましい……。
あなたですよ、ア・ナ・タ。






2011-02-20

2011年版【SFが読みたい!】に物申す?

こんばんは、ロッカリアです。
2011年度版の「SFが読みたい!」が今年も刊行さたので買ってみた。(この本と「このミステリーがすごい!」は例年買っている)
国内外のSF小説をランキングにしたものだが、僕は常々ランキングものは、その作品の良し悪しで決定されるものではなくて、読み手の好き嫌いの平均点を表したものに過ぎないと思っている。
ランキングなんてのは、100人いれば100通り、1000人いれば1000通りあると思ってます。
この2011年版には、小説だけではなく、今回「オールタイム・SF映画ベスト50」なる特集が組まれていた。

DSC00283-2.jpg

そこで問題、次の作品たちは何だと思います?


「スター・ウォーズ」 「未知との遭遇」 「スター・トレック」 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
「アイ、ロボット」 「マイノリティ・リポート」 「ミクロの決死圏」 「ジュラシック・パーク」
「アンドロメダ…」「ウェスト・ワールド」「E.T」「エイリアン2」「トータル・リコール」
「フィフス・エレメント」 「12モンキーズ」 「スター・ゲイト」 「インデペンデンス・デイ」 
「宇宙戦争」(ジョージ・パル版)……。

正解は、これらの作品は一つもベスト50に入っていない、でした。
「そりゃそうだろ。SF好きがチョイスしてるんだから、ベスト50にはもっとマニアックでハードな作品が並んでいるんだろ?」
「……」
 7位 「ヴィデオドローム」
13位 「バットマン:リターンズ」
15位 「マッドマックス2」
20位 「ロード・オブ・ザ・リング」
26位 「ゾンビ」
28位 「アルゴ探検隊の大冒険」
44位 「キング・コング」(ピーター・ジャクソン版)
48位 「ダークマン」

「バットマン:リターンズ」の何処にSFを感じると言うのか?
「ロード・オブ・ザ・リング」はファンタジーの金字塔じゃないのか?
「ゾンビ」はホラーと言うジャンルを確立し、その代名詞になっている。
「ヴィデオドローム」が7位の理由を聞いてみたい……。
「ダークマン」なら「スーパーマン」の方がよっぽどSF的ではないか?
「アルゴ探検隊の大冒険」をSF作品と言う目で見た事が無い……等々。

何が言いたいのか?
まず、SF映画のベスト50を選出すると言うなら、SF映画、あるいはSFと言うジャンルの定義を明確にして欲しいもんだ、と言う事。
「科学小説」と冠に付くのだからその要素が薄い、もしくは箸休め程度に取り入れている作品は除外するべきじゃないのだろうか……。
何も科学自体で作品を固めろとは言っていない。
時間テーマ、タイムスリップもの、宇宙の彼方での大冒険、見た事の無い装置やロボットの開発などなど、ごく当たり前のことを言っているだけだ。
確かに、「ロード・オブ・ザ・リング」は、今までに見た事の無い世界をスクリーンに映し出してくれたが、それはVFX技術の発達によるもので、映画自体は何処をどう切ってもファンタジーのDNA以外見当たらない……。
SFと言っても、SFコメディとかSFホラーと言う言葉が一般に浸透しているが、、それはそれで、SFでありながらコメディ色が強い、SFでありながらホラー要素も充分にある、と言った、まずSFであると言う大前提の元に存在している。(しかも、そう言った言い方の方が内容も分かりやすいしね)

次の作品たちを、僕はSFマインド溢れる作品だと思うので、暇な人は一度試しに見て欲しい。(ま、映画通の人なら一度は見た事がある映画ばっかりだけどね)

『サイバー・ネット』 『スペース・ボール』 『ダーク・シティ』 『トロン』
『銀河ヒッチハイク・ガイド』 『ニルヴァーナ』 『ヴァーチャル・ウォーズ』 『スペース・トラッカー』
『アイランド』 『未来警察』 『ジャッジ・ドレッド』 『ファイナル・カウントダウン』 
『バトルランナー』 『ブレイン・ストーム』 『未来惑星ザルドス』 『2300年未来への旅』
『リディック』 『ニューヨーク1997』 『ロケッティア』 『スカイ・キャプテン』
『スローターハウス5』 『フィラデルフィア・エクスペリメント』 『地球に落ちて来た男』
『ヒドゥン』 『地球最後の日』……。
『妖星ゴラス』 『怪獣大戦争』 『時をかける少女』 『僕の彼女はサイボーグ』 『アキラ』
『メトロポリス』(アニメ版) 『スチーム・ボーイ』 『ジュブナイル』……。


全てが傑作だとは言わないが、どの作品もSFマインドに溢れている事だけは確かだ。
もう一度言う。
特定のジャンルのランキングを発表するなら、他ジャンルとのボーダーラインを明確にして欲しいものだ。
あ~、これだけSF映画の事を書いていたら、ブログの記事を書いてる場合じゃない!
無性に映画が見たくなってきた。
でも、映画を観ると、またブログへ記事を書きたくなる……。
ん?
でもこれって、SFで言うところの、一種のパラドックスじゃないのか!(ちげーよ…)

2011-02-17

『新シャーロック・ホームズ:おかしな弟の大冒険』 ハハハ。

こんばんは、ロッカリアです。
この映画、初見だと思って観たら、所々の場面を見た記憶があるので、どうやら過去にも見ているらしい……。
取りあえず、音声は英語にして、日本語字幕で見てみる。

1891年のイギリス。
ビクトリア女王から重要書類を預かったレッドクリフ卿だが、大切にしまって置いた金庫の中から盗まれてしまう。
すぐさまホームズに依頼するが、ワトソンと二人で旅行に行ったと見せかけて、秘密の調査をすることに。
その間、弟のシガーソン(ジーン・ワイルダー)が、ロンドン警視庁のサッカー警部( マーティ・フェルドマン)と共に表舞台で派手に調査すると言う仕組みだ。
そんな二人の元に、歌手のジェニーと名乗る女が、「ゆすられているので助けて欲しい」と訪れる。
実は彼女、レッドクリフ卿の娘だと告白するのだが……。
事件には、兄シャーロックの宿敵であるモりアーティ教授が深く関わっている事から、どんどんややこしくなって行く……。
ミステリー要素はあくまでも軽く、コメディ色を強めた作品と言えるが、正直なところ平凡な仕上がりになっている。
ところが、このDVDには故・広川太一郎氏の日本語吹き替えが収録、選択できるのだ!!!



DSC00278.jpg


一回目はノーマルで見た。
しかし、当然のごとく続けて二回目には、吹き替えで見ちゃったりなんかして、この~。
面白い見方を一つ提案しておこう、とかなんとか偉そうなこと言っちゃって~。
音声は当然広川氏verにするが、日本語字幕はオンのままにして見るのだ。
同じ日本語でもかなりのギャップがあって楽しめる、なんて職業軍人見たいなこと言っちゃったりして~。

なかでも、当時日本流行語大賞がもしあったら、間違いなくグランプリを獲得したであろう、「このウソつき、べったら漬け!」は感涙ものだ!
この吹き替え版(?)は、同じ作品だが完全に別モノである。
広川氏のアドリブ攻勢に、当時の共演者はかなりの苦労を強いられたんじゃないだろうか。
今振り返ってみると、広川氏の天才的なアドリブは名人芸である。
間違いなく平凡な作品を、ワンランク上に引き上げている。

今の時代に見る広川太一郎氏の吹き替え映画は、昔を思い出して何とも懐かしい、過去からのステキなプレゼントである……、とかなんとか、ノスタルジーに浸っているんじゃないよ、コノ~!(笑&涙…)




2011-02-15

『噂のモーガン夫妻』『デート&ナイト』事件に巻き込まれる二組の夫婦


噂のモーガン夫妻1【噂のモーガン夫妻】コレクターズ・エディション [DVD]
夫は全米屈指の敏腕弁護士。妻はマンハッタンの不動産女王。
週刊誌の表紙を飾ることも珍しくないこの2人は、人もうらやむ完璧な超セレブカップルだった。
夫の浮気が発覚するまでは…!冷めきってしまった妻の気持ちを、なんとか取り戻そうと関係の修復に必死な夫。ある夜、そんな2人を思わぬ事態が襲った--殺人事件を目撃してしまったのだ!微妙な関係の中、夫婦は一緒に証人保護プログラムによって姿を消すことになったのだが!?

デートデート&ナイト [DVD]
NYで暮らす倦怠期のフォスター夫妻は超人気レストランを訪れるも、満席で意気消沈する。だが予約席の人物が来店しないのをいいことに、その名を名乗って勝手に席をいただくことに。優雅にディナーを楽しむ彼らだったが、突然謎の男たちが現れて「ブツを返せ!」と、銃を突きつけてきた!この席を予約していたヤバい連中と人違いをしているらしい。何とかその場を切り抜けて街中を逃げ回るハメになった夫婦は、やがてマフィアや警察までもが絡む大きな事件に巻き込まれてゆき……。



こんばんは、ロッカリアです。
よく似た内容の映画を2つ。
ヒュー・グラントとサラ・ジェシカ・パーカー扮するモーガン夫妻は、殺人現場と犯人を目撃したために、ワイオミングの田舎に移される。
この田舎町で、人々との触れ合い、大自然の素晴らしい環境を目の当たりにして、夫婦と言うものを考え直す。
だが殺人犯は、必要にモーガン夫妻に必要に迫ってくるが……。

一方、スティーブ・カレルとティナ・フェイ扮するフォスター夫妻は、郊外からNYのレストランにやって来た事から事件に巻き込まれる。
お互いの友人たちが離婚することになり、仕事、子育てに疲れ気味のフォスター夫妻は、洒落たレストランで夫婦の絆を深めようとするが、他人に成りすました事から事件に巻き込まれる。
銃を突き付けてきた二人組が刑事だと言う事も分かって、逃げ込んだ警察からも抜け出し、夜の見知らぬ大都会を彷徨うことになる……。
この、夫婦が事件に巻き込まれる事によって、絆を取り戻して行く設定だが、都会から田舎へと向かったモーガン夫妻、郊外から都会へと向かったフォスター夫妻。
舞台は真逆だがシチュエーションは非常に似ている。
さて、このよく似た作品、どちらが面白かった?と言うと、ズバリ『デート&ナイト』だ。
モーガンの方は滞在期間が一週間と長いのに対して、フォスター夫妻は、一晩の間に悪夢のような出来事が次から次へと起こる。
以前『アフター・アワーズ』の時にも言ったが、この、たった一晩の間に押し寄せる様々な出来事に対処して行く、と言うシチュエーションがたまらなく好きで、何故か不思議な感覚が伴う。
これはおそらく、中学時代に読んだ眉村卓氏の小説、「あの真珠色の朝を…」(確か短編集だったと思う)がゼロ・ポイントになっている。(この小説&眉村卓氏の話は、近く海賊盤の方で書く事にします…)
少し脱線しましたが、どちらも着地点は一緒なんだけど、『デート~』の方が、際立ってギャグや笑いのセンスがいい。
ヒューは英国的ユーモア(モンティ・パイソンは別格として)で、スティーブ米国式お下劣ギャグで笑わせてくれるが、注目すべきはスティーブの奥さんを演じたティナ・フェイと言う女優さんだ。
美人だし、普通の女優さんなら少しためらってしまうお下劣な事も平然とやってのける。
調べてみると、元々TV界出身のコメディ役者さんで、自ら脚本も手掛ける才女だ。
一方のサラはと言うと、どー見てもコメディ向きではないような気がする。
『噂~』の方はコメディ映画ではないが、ロマコメと言えるので、あえてサラの事を評してみた。
しかし、コメディ要素が強いものの、『デート~』の方はアクションも頑張っていて、これが日本では未公開になってしまうというのだから、担当者は一体映画の何処を見て配給を得るのだろうか?不思議だ……。
アメリカでは遥かに『デート&ナイト』の方が稼いでいるのだ。
ちなみに、『噂のモーガン夫妻』はハイビジョンで、『デート&ナイト』の方はDVDでの視聴でした。
おすすめは勿論『デート&ナイト』の方ですよ、お間違いなく!

2011-02-13

『ザ・セブン・アップス~重犯罪捜査班』は『ブリット』を超える!?

こんばんは、ロッカリアです。
『フレンチ・コネクション』の続編とも番外編とも言える本作。(理由は、ポパイの相棒だったロイ・シャイダーがバディだった事からそう言われている)

正直に話そう……。
1970年代に、TVの洋画劇場で繰り返し見てきた作品だが、その当時はそれほど面白い作品と言う印象はなかった、と記憶していた。
ただ、この映画のウリであるカー・チェイスのシーンは鮮烈に憶えていた。
このDVDを買ったのも、ただただそのカー・チェイスを見たいが為に買ったんだ。
ところが、である……。

DSC00279.jpg

いざ再生してみると、その記憶が間違っている事に気が付く。
面白い。
しかも抜群に、だ。
記憶が間違っていると言ったが訂正しよう。
おそらく、あの頃の僕には、まだ「映画を観る目」が無かった、もしくは培われていなかったと言う方が正しい。

冒頭で、このザ・セブン・アップスと言うチームはこんな感じ、と言わんばかりの挨拶代わりのシーンがいい。
アンティーク・ショップで何やら不穏な動きがある事をチームのメンバーが張り込んでいる。
ロイ・シャイダー扮するバディは、客を装って直接店の中に入り、飲料水を運んできた仲間と大芝居を展開、美術品をぶっ壊して大騒動、そこにケンカを止めに入って来た警官と一緒に、紛れ込んで来たチームの一人が2階から偽札を発見して、全員を逮捕する事になる。
実にスマートで強引だが、悪に対する執念が見て取れるオープニングだ。
この映画で扱われている犯罪もオリジナリティがあり、よく考えられている。
刑事を名乗る二人組の男たちは、何とマフィアの幹部を強引に拉致しては、保釈金と言う名目でマフィアから金をだまし取ると言うとんでもない犯行だ。
それが連続して起こっている。
マフィアはその実態に気付かずに、警察への恨みが軋轢を生んで行く。
この事件に目を付けたバディたちは、マフィアの幹部の葬儀に運転手として仲間を送るが、正体がばれてトランクに押し込まれてしまう。
そのことに気付いたバディたちは後を追うが、その途中、洗車場に入ったマフィアの車が、例の二人組に襲われ、車ごと誘拐されてしまう。
実はこの洗車場は、二人組の仲間らしき人間がやっていて、ここでマフィアの拉致を繰り返していたのだ。
洗車場から逃走を図った犯人の車に気が付いて、バディたちも追走するが、倉庫の入り口を閉められて、仕方なく外から中の様子を伺う。
突然銃声が響き、バディたちが突入すると、マフィアの車のトランクが開き、中で銃で撃たれた仲間が瀕死の重傷を負っていた。
目を疑うバディたちの隙を見計らって、車で逃走する二人組の犯人。
ここからだ。
怒りに燃えたバディが車に飛び乗って犯人を追いかける。
このカー・チェイスが半端じゃない。メイキングで4週間をこの10分間に費やしたと言うから、その情熱はすさまじい。
今なら簡単にCG処理でごまかせるシーンも、本物のカー・チェイスとなればド迫力だ!

img004-1_20110213210820.jpg

これがこの映画のハイライトで中盤の山場だが、後半に向けても失速することなく見応えがある。
『ブリット』は、僕が思うに、マックィーンなくしては成立しなかった映画だと思う。彼の個性と輝きが作品を引っ張って行った。
それはカー・チェイスのシーン一つ取ってもそうだ。
だがこの映画は、シナリオや演出に至るまで気が配られていて、観客の予想を裏切ったりするラストも好感が持てる。

見る時代や年齢、環境によってまるで違う作品に見えてくる。
映画って、ほんとに不思議なものだ。
だから映画は止められないのだ。



2011-02-11

『プレデターズ』 ああ、種族が違うのね…。

こんばんは、ロッカリアです。
あんまり期待しないで見たせいか、そこそこ見れましたよ。
ただ、人間対プレデターの壮絶なバトルを期待していたけど、そいつはちょっと期待はずれだったかも。
理由が全く分からないまま空から戦士たちが次々と降って来る。
これって、何の説明もないからチョー気になるんだけど……。
ある程度の想像はつくが……
完全にバトルフィールド・モードだが、ここに集められた人間たちも、怪しい人物はすぐに判っちゃうし、ヤクザが戦士で、日本刀を操る、と言うのはいつの時代設定だよ。監督は「健さん映画」のファンか……。

DSC00280.jpg

戦争のプロフェッショナルを集めてきたと言う設定も、一人ひとりがそれほど優れた戦闘能力を発揮していない。
いつもの感じのプレデターと少し違うなぁと思っていたら、モーフィアスことローレンス・フィッシュバーンが、奴らは犬と狼のように、違う種族がいる、と言っていたから、最後の方でマスクを取った時の顔は、見慣れている醜い顔よりも、もっと醜いと言うか、強暴そうな顔だった。
振る舞いも、今までのプレデターと違って、戦士(狩人)と言うよりも、本当に捕食者、と言う感じだ。

何故空から落ちて来たのかが気になるが、それよりもこのシリーズ、一体何処へ向かおうとしているのだろうか……。
その内、エイリアンとプレデターしか出て来ない映画になったりして……。もちろんセリフは、無いな……。



2011-02-07

『レッド』 を見て来ました

こんばんは、ロッカリアです。
日曜日に見て来ました。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンに悪役でリチャード・ドレイファス。そして、アーネスト・ボーグナイン!
これはもう、ハリウッド超大作と呼べる作品。

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すご腕の元CIA局員が、理由も分からずに突然命を狙われる。
それに対抗すべく、ブルース・ウィリスは昔の仲間を集めて反撃に出る、と言うストーリーだが……。
俳優たちは素晴らしい演技で魅せてくれる。
特にジョン・マルコヴィッチはとぼけたキャラクターで観客を魅了してくれるし、ブルース・ウィリスのアクションも久々に「おお、かっこいい」と思えるシーンがある。
でも、この映画の主役はヘレン・ミレンだ!
このおばさん、元MI-6のエージェントで、やたらと銃をぶっぱなす。
その姿が決まっていてかっこいいのだ。
ところが、全体を見ると、どこか散漫な気がしてならない。
場面転換が多いせいか、登場人物が多いからなのか……。
山場が無い、と言うか、全編山場過ぎるのか……。
決して面白くない映画ではないが、ん~なんだろ、やはり今時の映画、で終わっているような気がする。
監督(『きみがぼくを見つけた日』『フライト・プラン』)の演出不足なのか、例によってプロデューサーが横やりを入れたのかは不明だが、印象に残るような映画ではないと思う。
その昔、超大作といえば、良くも悪くも印象に残ったものだが、最近の映画はどれも平均的過ぎるような気がしてならない。
この日、家に帰って見たDVDなんか、そりゃもう面白いってなんの!
え?なんのDVDかって?
それは後日のお楽しみ、と言う事で!


2011-02-05

続・史上最大のDVD化作戦 『ブルー・ステール』

こんばんは、ロッカリアです。
長らくストップしていた、レーザー・ディスクをDVDに書き換えようと言うこの作戦(どんな作戦…)。
本当にデッキがヤバくなって来たので、ここに再開する事にしました。
ま、そんな事は勝手にやれよ、と言う非難の声もありましょうが、未だDVDになっていない映画ばかりなので、少々お付き合いを。
LDの場合、ハイビジョンのダビングとは違って高速ダビングが出来ません。
100分なら100分、2時間なら2時間と言う、まことに当り前のリアルな時間がかかるわけです。
その間に用事を片付けようと思っていても、TV画面でモニターしていると、ついつい引き込まれて夢中で見てしまう。
用事は片付かないが映画は見れる……。

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新米警官(ジェイミー・リー・カーティス=ターナー)が、パトロール中にコンビニ強盗と遭遇。銃撃戦となり犯人を射殺するが、その時犯人が持っていた銃を、ウォール街の証券マンが拾って逃げる。
こいつがやばい。
銃弾にターナーの字を刻んで、無差別殺人を起こして行く……。

『ハート・ロッカー』のキャサリン・ビグロー監督作だが、彼女が得意とする人間のダークサイドを浮き彫りにした作品だが、この映画はかなり暗い。
『羊たちの沈黙』が、サイコ・サスペンスをエンタテイメントの領域まで引き上げて成功したが、この作品は、サスペンスかアクションかハッキリしない印象だ。

一度DVDになった作品ですが、この映画を今DVDで入手しようとすれば、アマゾンで¥19000と言う破格の値が付いている……。
レーザー・ディスクの中古を探して、¥300でゲットした映画なのにね。
映像的には、ノイジーだし、コントラストはもちろん悪いし、輪郭も甘い。
だが、物語に入り込んでしまえば、そんな事もすぐに忘れて行ってしまう。
なにせ、¥300である(そこ…)。
この、DVD化作戦では、あったあったそんな映画!と言うような作品がこれからも登場するので、ちょっとだけお楽しみにしていて下さい。


2011-02-03

ジョン・バリーよ、永遠に!

こんばんは、ロッカリアです。
映画音楽にその名を残すジョン・バリー氏が2011年1月30日、心臓発作のためニューヨークで死去されました。77歳でした。

これはその昔、まだ映画と音楽が蜜月な時代だった頃の話……。
新作映画のニュースが、「ロードショー誌」に載ると、監督は誰?主演俳優は?女優さんは?
そして、次に注目するのが音楽は誰?でした。
ジョン・バリーと言えば、もちろん代表作に一連の『007シリーズ』があるわけだけど、
『ザ・ディープ』(先日亡くなられたピーター・イェーツ監督)
『ダブ』(頼むからDVDにしてっ!)
『レイズ・ザ・タイタニック』(←こいつも!)と言った海洋ものも絶品だったし、先日このブログでも紹介した『フォロー・ミー』なんて、一度聴いたらずっと頭から離れない。

チラシ2

そして、何と言っても『真夜中のカーボーイ』はマイ・フェイバリット・サントラだし、『白いドレスの女』『マーフィの戦い』『イナゴの日』『ロビンとマリアン』『チャーリー』『ダンス・ウィズ・ウルブス』などなど、どれも忘れ難い作品だ。
さらに、2月9日にNHK-ハイビジョンでオンエアされる『愛と哀しみの果て』でアカデミー賞を取ったここでの音楽は、レッドフォードとメリル・ストリープの心情を映し出した名曲として忘れてはならない。

中学3年の頃、映画好きの友人宅によく遊びに行った。
その友人Iも、結構サントラを集めていて、貸し借りしながらよく聞いた。ああだ、こうだと言いながら、やれジョン・バリーの音楽は大袈裟過ぎるとか、フランシス・レイは甘過ぎる……、などなど。
この当時、大人は一体どんなサントラの買い方をしていたのか想像すらつかないが、僕たちはシングル・レコード、つまりEP盤、ドーナツ盤と呼ばれるもので、映画のサントラを集めるのが主流だった。
その理由はもちろん価格にあった。
LPレコードは¥2500と高かったからだ。(EP盤は¥400~500ぐらい)

ところがある日、事件が起こった。
Iが自慢げにLPレコードをラックから取り出した。しかも2枚組の……。(¥4000前後ね)
「そ、それ、どうしたの?」
「買って貰ったんだ!」Iは誇らしげにそう言った。
その2枚組のレコードは、当時でも珍しかった、全曲オリジナル・サウンドトラックで、しかも主題歌も全曲本人(当時はカバーが流行っていた)が歌っている、これ以上にない逸品だった。
それが、ジョン・バリーの『007スーパー・パック』と呼ばれる、007の曲を全て網羅したレコードだった。
「ボンドのテーマ」から始まって、記憶が正しければ『黄金銃を持つ男』までが入っていたと思う。
次から次へとかかる曲はすべてホンモノの主題歌と音楽で、一日中そのレコードをI宅で聴いていた。
夕暮れ、家に帰る僕は、何故だか知らないが敗北感でいっぱいだった……。(カァ~、カァ~←カラス…)

DSC00277.jpg

今や、CDでこの当時のスーパー・パック以上に収録されているサントラを持っているが、このCDを見る度に、あの頃の記憶と感情が蘇る……。
当時の映画音楽と言うものは、映画を観る人たちのすぐ側にいつも存在していたのだ。
これはその昔、まだ映画と音楽が蜜月な時代だった頃の話……。

ジョン・バリーさん、あなたの音楽は永遠に心に刻まれています。安らかにお眠りください……(涙…)。

最後に、彼のグレイテスト・ヒッツをどうぞ。(10分ほど)



今宵、いい夢を……。

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