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2011-02-13

『ザ・セブン・アップス~重犯罪捜査班』は『ブリット』を超える!?

こんばんは、ロッカリアです。
『フレンチ・コネクション』の続編とも番外編とも言える本作。(理由は、ポパイの相棒だったロイ・シャイダーがバディだった事からそう言われている)

正直に話そう……。
1970年代に、TVの洋画劇場で繰り返し見てきた作品だが、その当時はそれほど面白い作品と言う印象はなかった、と記憶していた。
ただ、この映画のウリであるカー・チェイスのシーンは鮮烈に憶えていた。
このDVDを買ったのも、ただただそのカー・チェイスを見たいが為に買ったんだ。
ところが、である……。

DSC00279.jpg

いざ再生してみると、その記憶が間違っている事に気が付く。
面白い。
しかも抜群に、だ。
記憶が間違っていると言ったが訂正しよう。
おそらく、あの頃の僕には、まだ「映画を観る目」が無かった、もしくは培われていなかったと言う方が正しい。

冒頭で、このザ・セブン・アップスと言うチームはこんな感じ、と言わんばかりの挨拶代わりのシーンがいい。
アンティーク・ショップで何やら不穏な動きがある事をチームのメンバーが張り込んでいる。
ロイ・シャイダー扮するバディは、客を装って直接店の中に入り、飲料水を運んできた仲間と大芝居を展開、美術品をぶっ壊して大騒動、そこにケンカを止めに入って来た警官と一緒に、紛れ込んで来たチームの一人が2階から偽札を発見して、全員を逮捕する事になる。
実にスマートで強引だが、悪に対する執念が見て取れるオープニングだ。
この映画で扱われている犯罪もオリジナリティがあり、よく考えられている。
刑事を名乗る二人組の男たちは、何とマフィアの幹部を強引に拉致しては、保釈金と言う名目でマフィアから金をだまし取ると言うとんでもない犯行だ。
それが連続して起こっている。
マフィアはその実態に気付かずに、警察への恨みが軋轢を生んで行く。
この事件に目を付けたバディたちは、マフィアの幹部の葬儀に運転手として仲間を送るが、正体がばれてトランクに押し込まれてしまう。
そのことに気付いたバディたちは後を追うが、その途中、洗車場に入ったマフィアの車が、例の二人組に襲われ、車ごと誘拐されてしまう。
実はこの洗車場は、二人組の仲間らしき人間がやっていて、ここでマフィアの拉致を繰り返していたのだ。
洗車場から逃走を図った犯人の車に気が付いて、バディたちも追走するが、倉庫の入り口を閉められて、仕方なく外から中の様子を伺う。
突然銃声が響き、バディたちが突入すると、マフィアの車のトランクが開き、中で銃で撃たれた仲間が瀕死の重傷を負っていた。
目を疑うバディたちの隙を見計らって、車で逃走する二人組の犯人。
ここからだ。
怒りに燃えたバディが車に飛び乗って犯人を追いかける。
このカー・チェイスが半端じゃない。メイキングで4週間をこの10分間に費やしたと言うから、その情熱はすさまじい。
今なら簡単にCG処理でごまかせるシーンも、本物のカー・チェイスとなればド迫力だ!

img004-1_20110213210820.jpg

これがこの映画のハイライトで中盤の山場だが、後半に向けても失速することなく見応えがある。
『ブリット』は、僕が思うに、マックィーンなくしては成立しなかった映画だと思う。彼の個性と輝きが作品を引っ張って行った。
それはカー・チェイスのシーン一つ取ってもそうだ。
だがこの映画は、シナリオや演出に至るまで気が配られていて、観客の予想を裏切ったりするラストも好感が持てる。

見る時代や年齢、環境によってまるで違う作品に見えてくる。
映画って、ほんとに不思議なものだ。
だから映画は止められないのだ。



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