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2011-02-24

『マラソン・マン』と映画の窓…。

こんばんは、ロッカリアです。
ハイビジョンで見る事が出来ました。1977年の公開時にも劇場で見ています。

ダスティン・ホフマン、ロイ・シャイダー、ローレンス・オリビエが出演、監督がジョン・シュレシンジャーとくれば当時はサスペンス超大作として話題になりました。
タイトルの『マラソン・マン』だけを見ると、ランナーが主役のスポーツ映画?と勘違いしてしまいそうだが、ナチの残党とユダヤ人の憎しみを複線的に絡めながらも、一級のサスペンス映画に仕上がっている。
その手腕はシュレシンジャー監督ならではの冴えた演出のおかげだ。
プロローグのカーチェイス(何と老人同士の!)から、タンクローリーに衝突、炎上を引き起こす。
その事故を、セントラルパークの周りを走っていたベーブ(ダスティン・ホフマン)も足を止めて気にするが、他人事のようにすぐに走り出して行く。
この辺が上手い。
と言うのも、この映画は典型的な巻き込まれ方サスペンスで、実はこの交通事故が原因で事件の渦中へと導かれるからだ。
この映画の中のダスティン・ホフマンはよく走る。セントラルパークの練習にしても、女を追いかけてニューヨークの街中も走るし、犯人たちに拉致されて、そこから逃げる時も走る走る。(タイトル通りだ)
ただ、遅い……。
特に見た人の殆どがトラウマになって歯医者に行くのが嫌になるあの問題のシーン、必死になって逃げようとするが、追いかけてくる犯人の一人の方が馬力があって速そうに見える。
いつものように、サスペンスやミステリー映画においてストーリーに詳しく触れるのは趣味じゃないので言わないが(説明ヘタクソだし…)ロイ・シャイダーについて一言。
先日もこのブログで『ザ・セブン・アップス』を紹介したが、今回の彼はダスティン・ホフマンの兄でエージェントの役を演じているが、今まで彼が出演したどんな作品よりもカッコいいのだ。
パンツ一丁で身体を鍛えるシーンや、007に出てきそうなアジア系の殺し屋と格闘するシーンも実に良い。
彼が組織から命を狙われているシーンで強く印象に残っている部分がある。
パリの、ある店に入って出てくるシーン。
その店のすぐ横にあるゴミ置き場に何者かがベビーカーを置いて行く。
その中には赤ちゃんの人形が入っていて、閉じていた眼が徐々に開いて行き、完全に目を開けると爆発するシーン。
ロイがどうなったかは映画を見てのお楽しみだが、このシーンが印象残っているのは1977年、公開当時の予告編のせいである。

※デフォルメし過ぎて誰だか分からないでしょうが、ダスティン・ホフマンです、はい。
img005.jpg

1970年代にも勿論数々の映画の予告編がTVスポットや何かで流されたが、この映画以上に印象に残るモノは無いと言ってもいい。(ただし、あのトラウマ映画を除いては、だが…)
今はYOUTUBEなどネットで簡単に予告編が見られるが、1970年代をナメテはいけない。
予告編なんぞを目にする機会なんて極端に少ない時代だったのだ。
まず、劇場での次回作を紹介する時は、現在とあまり変わらない。
TVのスポットも、公開1週間前ぐらいから、メジャーな作品はオンエアされていた。(数は少なかったけど…)
普段の生活で、予告編を見るにはどうしたらいいのか?
今みたいに、自分から進んで見る事など不可能だったが、土曜日の深夜が訪れると、状況は一変した。
週に一度、だいたい決まった時間帯にオンエアされる、予告編を集めた番組、【映画の窓】と言う、映画好きにはたまらない番組があったからだ。
予告編と言っても、今みたいな感じではなくて、1分未満のダイジェスト映像に、アナウンサーが喋るストーリーが乗っかる、と言う簡単なものだった。
そいつが3~4本紹介されると、その後に「この映画はご覧の劇場で○○日からロードショー公開されます」と言ってテロップが表示される仕組みだ。
10分ぐらいの番組だったが、これを1週間心待ちにしていた、そんな時代だったのだ。
「ロードショー誌」の新作記事と、この予告編がシンクロしようものなら、「うぉ~、動く映像がもう見れた~!』と、狂喜乱舞とまではいかなくとも、雑誌に載った、動かない写真で見る映画とは違う興奮を覚えたのは確かだ。
しかも、休み明けに学校で、「オレ、もうあの映画の予告編見た」と友人に言うと、「すげ~、もう見たのかよ!で、どんな感じだった?」と羨ましがられた。
この、「どんな感じ?」とは、もちろんどんな感じの映画だった?、と言う意味と、面白そう?でもなそう?と言う二つの意味があった。(友人も映画大好きだったんだね…)
物事には全て終わりがやって来る。
この【映画の窓】も例外ではなく、1980年代のある日突然、「本日をもちまして、映画の窓は終了させて頂きます。長い間ありがとうございました…」と、唐突に終焉を迎えた。挨拶がごく一般的なものだっただけに、僕の寂しさは何処へも持って行きようがなかった……。

かなり話がそれてしまったが、この映画(マラソン・マンですよ~)の予告編は、【映画の窓】以外にも結構TVスポットでも流されていた。
しかも、決まってベビーカーの中の人形の目が開いて爆発するシーンだった、と言う事が印象に残っているんです。
で、先に触れた拷問のシーンだけど、ゼル(ローレンス・オリビエ)がテーブルに歯科用の器具をズラリと並べて、「安全か?」を繰り返しんがら着々と準備を進め、ベーブは何をされるか分かっているはずなのに、口を簡単に開けちゃうんだよなぁ。
最初は頑張っていたのに、はい、アーンして…見たいな事をゼルに言われると、自ら進んで開けちゃうんだよ、ぱかっと。
ほんでもって、「アギャ~ッ!」となるわけ。
このシーンは痛いよ~。
でもね、僕が本当に「うわっ!」と思ったのはその後。
この映画を見た人なら分かると思うけど、ゼルが痛めつけたのは間違いなく奥歯のはず。
痛み止め薬品を付ける時には、小指で奥の方に突っ込んでいた。
なのに、だ。
その後脱出を計るシーンで、時折前歯に黒い影のようなものが見える。
ん?なんだろ?
そう思った瞬間鳥肌が立った。
間違いない。拷問によるものと思える穴が、前歯に開いているのだ。
ここからは僕の勝手な想像。
ローレンス・オリビエが、演技的にそんなミスを犯す事はまず無い。
となれば考えられる事は一つだ。
真実を知らなかったベーブに、奥歯にダメージを与えても何もしゃべるはずがない。
そこで、神経が一番脳に近く、痛みが伝わりやすい前歯にも穴をあけてホジホジしたのだが、このシーンがあまりにも残酷で不快感を与えるためカットされたんだと……。
DVDを持っている人は確かめてみましょう。ただし、そのシーンを見て自分の歯が痛み出しても責任は持ちませんよ。
世の中には、虫歯菌の無い人がいて、そう言う人はこの映画の拷問シーンを見ても、あんまりピンと来ないんだって。何ともうらやましい……。
あなたですよ、ア・ナ・タ。






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コメント

拷問シーンは

怖いですよね~、わたしもトラウマです!
わたしの父は虫歯しらずなんですが、わたしは普通にありますし・・・歯医者怖い!
ミュータンス菌はたいてい母親からうつるんですよね~。

で、人形爆発のシーンの方ですが、きれいさっぱり忘れてます。予告編も観た事ないしなぁ。
ネットがない時代は予告編も貴重な情報源だったんですね。深夜映画を録画すると番組の前にまとめて流れますが、いつも早送りしてました。今度ちゃんと観てみます!

は、は、は、は・・・

虫歯未経験で、ピンともスンともこなかったワタクシが通ります(笑)

ロッカリアさんのこちらの記事のおかげで、あのシーンで一体何が起こっていたのか!?それがどれ程痛いものなのか!?かなり近付けて嬉しい限りです。あれは凄まじい"拷問"だったのですねぇ!・・・歯は大切にしたいものです。。。

インテリジェンスな雰囲気と肉体美を兼ね備えていたロイ・シャイダー、素敵でしたね!小さなダスティン・ホフマンと「兄弟です」と言われるまではその設定にすら気付かず、私はその辺りまで映画で何が起こっているのか本当にバラバラで、繋がり始めた物語に「おぉ!」とエキサイトしたものです。なので、二度目の鑑賞時の方がネタは分かっているのにも関わらず、色々な事象が見えてきて非常に面白かったです!

今回もロッカリアさんの記事で、また映画が1つ面白くなりました。ありがとうございました!
今、出先からなので、今夜にでもトラックバックを送らせていただきますね!

Re: 宵乃さん。

ネットが当たり前の現在では考えられない時代でした。
とにかく情報に飢えていたのは間違いありません。
だからこそ、映画への憧憬が強いんでしょうけど…。
でも、昔から、予告編にはよく騙されました!

虫歯菌って、母親から感染するんですか?
初めて知りました。

Re: マクビールさん。

おお、今誰かが横切ったと思ったらマクビールさんでしたか、いらっしゃいませ。

”あれは凄まじい"拷問"だったのですねぇ!”
はい、凄まじい拷問だったんですよ。
この『マラソン・マン』の拷問シーン以外に強烈なのは、ホラー映画で、指の爪を一枚づつペンチで剥がしていく、と言うのがありましたが、それに匹敵すると思います。(痛そう~)

そうですね、2回ぐらい見ると状況が良く分かるかも知れませんね。サスペンスで、ちょっとした謎解きになっている映画なのに、何度見ても飽きないのは、やはりシュレシンジャー監督の演出が緻密だったからだし、私の大好きなニューヨークが舞台、と言う事もあります。
映画を楽しんでもらえるなら、何でも力になりますよ。
トラックバックもご自由にどうぞ。

母親に限りませんが

赤ちゃんに飲み物や食べ物を与える時、自分の使ったスプーンなどを使うと感染してしまうと、TVでやってました。
ある程度大きくなってからなら、常在菌が守ってくれるんですけどね。

Re: 宵乃さん。

確か5歳ぐらいまでに接触しないと感染しないんですよね。
いくら甘いものを食べても虫歯にならない…。
理屈では分かっていても信じられませんねぇ…。

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『マラソン マン』 (1976/アメリカ)

●原題:MARATHON MAN ●監督:ジョン・シュレシンジャー ●原作・脚本:ウィリアム・ゴールドマン ●出演: ダスティン・ホフマン、ローレンス・オリヴィエ、ロイ・シャイダー、ウィリアム・ディヴェイン 他...

  • | 2011-02-24 |
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